2018年 世界一周旅行 in イタリア その2 ヴェネツィア

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ヴェネツィアに到着してから数日経ちましたが、この場所を去るのが何だか勿体なくて
滞在を延長しました。
ヴェネツィアに数日通っていると主な観光場所は概ね回ってしまいますが、
この街はどこを見ても綺麗で、適当に歩き回っても楽しく、美しい光景に出会います。
街は至る所に細い道が縦横無尽に広がっています。
行き止まりかと思ったら左右に道が続いていたりもします。
行き止まりに実際突き当りその先が運河だったりもします。まるで迷路のようです。
 
お店が多く立ち並ぶエリアを散策しても良いです
ヴェネツィアで多く見かけるマスクを扱ったお店をはじめ、洋服や鞄、
ヴェネツィアガラスのお店、アクセサリーを扱ったお店も多くあります。
 
歩き疲れれば近くのカフェで一休み、コーヒーとお菓子を頼んでしばらく寛ぎます。
数日滞在していると違った光景も見られます。
ある日のヴェネツィア濃い霧に覆われていました。海沿いを歩きますが、
海を越えてすぐ横にあるはずの島も見えません。また空気も冷たくとても寒い日でした。
 

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そんな中、偶然立ち寄った図書館を覗いてみたり、スーパーマーケットもあったので
中を見てみたりします。
 
ヴェネツィアの中には数多くの教会があります。
外見がとても美麗なものや、外見は普通なものの建物内部は
彫刻、絵画の宝庫で一級品の美術品が飾られているもの。
これら教会を覗いてみるのもヴェネツィアの楽しみの一つです。
扉をくぐると美麗な内装や美術品を見つけられるかもしれません。
 
サンタマリアデッラサルーテ聖堂はそんな教会の一つです。
建物外装に多数の彫刻が飾られており、建物自体が美術品のようです。
 

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また、サンタマリアグロリオーザフラーリ聖堂は外見こそ地味な教会ですが、
内部は多数の美術品に溢れていました。入場料3ユーロかかりましたが、
これなら払っても良いかと思いました。
 

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歩き回るのがしんどくなってきたので、水上バスを利用してみました。
1回7.5ユーロ、一日乗り放題のチケットが20ユーロになります。
往復15ユーロなので乗り放題チケットは必要ないようにも思えますが、
駅前や繁華街近くにしかチケットの売店が見当たりませんので、
島の奥まったところまで行くと帰りのチケットを買うのが難しいのです。
これを考えると結局乗り放題チケットを買った方が安全かと思います。
 
徒歩で行けないムラーノという島に行ってみました。
ここはガラス工房があるらしく、通りの至る所にヴェネツィアガラスのお店があります。
私は結構キラキラしたものを見るのが好きなので、これらお店を梯子しているだけで
楽しめました。
島の中心地近くにあるムラーノガラス美術館にも立ち寄ってみました。
入口に目立った看板もなくうっかり通り過ぎそうになります。
入場料10ユーロ、ちょっと高いかとも思いますが入ってみます。
ヴェネツィアのガラス工房の歴史は古いらしく、100年以上前の作品も飾られていました。
初期の作品から、現在の作品まで確認することが出来ます。
展示物の一部では、どうやって独特の模様を作っているのかを見ることも出来ました。
 

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ヴェネツィアの食事事情ですが、レストランはどこにでも見つかります。
ただやはり観光地だけあって全体的に高めです。海沿いの眺めの良い店等で
普通に食事すれば3000円程度は覚悟しなければなりません。
 
ただ、少し工夫をすれば安く済ませることも出来ます。
前記したカフェも多くあります。ハムサンドのようなものは少し高めですが、
クロワッサン等は1ユーロちょっと、150円程度。コーヒーなども2ユーロ程度です。
合計で400円程度。
またヴェネツィアでよく見かけるのが小さなビザ屋さん。
客席が無いお店も多いですが、ピザ1ピースで2ユーロぐらいで食べられます。300円程度。
1ピースといっても元が大きいビザです。ひとつでも結構お腹に溜まります。
こういったお店を利用すれば安く済ませることが出来ます。
これら小さなお店は繁華街から少し離れたところにあるお店が安いようです。
ひっそりとした裏通りを歩いていると、奥まったところにお店を発見したりします。
 

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そんな食費が高いヴェネツィアですので、貧乏旅行の私はスーパーマーケットの総菜で済ませます。
スーパーマーケットの類が見当たらない国も多くあったので本当に助かります。
宿泊中の宿から徒歩15分ほどにCoopがあり、ヴェネツィアからローカルバスで帰ってくると
丁度帰り道に通るので都合がよいのです。
ここで朝食のパンや飲み物、そして晩餐の総菜を入手してから宿に帰ります。
そしてシャワーを浴びて冷え切った体を温め、晩餐とします。
レストランの食事より質素ではありますが、Coopの総菜は美味しかったです。
 
今回はこの辺で。ではでは。
 

2018年 世界一周旅行 in イタリア その1 ヴェネツィア

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ギリシャからイタリアに移動しました。
いよいよあこがれの国、イタリアです。私の旅のクライマックスと言っても良いです。
ワクワクします。まだ旅は続きますけどね。
 
航路はアテネギリシャ)→ローマ(イタリア)→ヴェネツィア(イタリア)になります。
アテネの宿から空港へは来た時と同じ方法、シンタグマ広場からX95のバスで空港に向かいます。
バスのすぐ横にチケット売り場があり、迷わずに買う事が出来ました。
アテネ国際空港からローマチャンピーノ空港へ。
飛行機から降りて、いつものPassport controlやInternational、Domesticの表示を探して
歩きますが見当たりません。
そのうちに飛行機の搭乗口の前まで来てしまいました。
これがEC圏内の空港なのかと納得。国の境界線を意識させません。
 
ヴェネツィア行きの飛行機までの時間がたっぷりあったので、空港内でsimを買うため
キャリア会社を探します。買っておけばヴェネツィアに着いてすぐに移動できますしね。
すぐにキャリア会社らしきものを発見。
今回購入したのはTIMという会社のsim。
1か月、10GByte、通話込みで20ユーロ(約2500円)でした。10Gyteとは太っ腹。
これほどの容量を使い切るとは思いませんが、宿のWi-Fiの通信状況が悪いことも
多々あるので多いに越したことはありません。
 

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次はヴェネツィアテッセラ空港に移動、到着します。
今回予約したのはCamping Village Jollyという宿。ここはヴェネツィア島ではなく
マルゲラという地区にあります。
名前の通りキャンプ場のような場所で町はずれにあります。
Booking.comで写真を見るとプールなどもあり、夏場に来れば楽しそうな場所です。
Googleマップで空港から宿までの経路を調べますが、一旦バスでヴェネツィア島に渡ったのち、
別の場所に乗りUターンして戻ってこないといけないようです。
バスの乗り方やチケットの買い方も良く知らず、また時間も夜7時過ぎだったこともあり、
奮発してタクシーで送ってもらいました。料金は45ユーロ(約6000円)。
タクシーにはボッタクられた記憶が多数ある為、緊張しましたが特に問題も無く
無事に到着しました。
 
受付でチェックインを済ませ、受付正面のレストランで夕食にします。
軽く済まそうとピザとビールを注文すると、出来てきたのは巨大なピザマルガリータ
30cm以上あります。生地は薄手のパリパリ生地で意外と食べられました。
1枚5ユーロ程度でお得だと思います。
 

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私が今回予約したのは個室です。一泊22ユーロほど。オフシーズンで
多分安めなんだと思います。
ドミトリーもありましたが、こちらもちょっと奮発しました。
部屋はコテージでした。部屋の中は広々としていて、ベッド、トイレ、シャワー室も清潔、
しかも内装や洗面台とかもおしゃれです。
一人で部屋を広々使えるので、ここぞとばかりに洗濯を行い洗濯物を干します。
 
次の日は待ちに待ったヴェネツィアを目指します。
 
Camping Village Jollyからヴェネツィア島に行く方法は三つ。
一つは宿からシャトルバスが出ているのでこれに乗る方法。片道2.5ユーロ。
これが一番楽だと思います。本数がそれほど多くなく、朝早くや夜遅くは利用できません。
まあ、私は最初シャトルバスの存在に気付かず、面倒なルートで行きましたが。
 
二つ目はローカルバスを使う方法。宿から最寄り駅のVenezia-Mestre駅に向かう途中にある
Mercatoというバス停から6Lや6という番号のバスに乗るとヴェネツィア島、
Corciaのバス停に到着します。
バスのチケットはバス停近くの道路沿いにある売店で買えました。片道1.5ユーロ。
最初どこでチケットを買うのかわからず、バス停に居たおばちゃんに
身振り手振りで尋ねてチケット売り場を教えてもらいました。
ただ、Mercatoというバス停も結構遠く、徒歩15分ほどあります。
そしてお店で売っているという事は店が閉まっていると買えません。
日曜日は店が閉まっているので買えません。
 
三つめは最寄り駅のVenezia-Mestre駅からヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅
(Santa Lucia)に行く方法。たった一駅です。1.3ユーロ。
しかし最寄り駅といえども何と宿から徒歩30分かかります。
話は飛びますがヴェネツィア・サンタ・ルチーアという響きがかっこいい。
駅に入ると直接プラットホームに行けてしまいますが、まずはチケットを買わなければなりません。
チケット販売機があったので、これでSanta Lucia駅を選択します。
戸惑ったのが乗車時間を選択する必要がある事。20分単位で選択肢があります。
これって乗り遅れたらダメってことか?多分そんなことないと思いますが。
チケットを買い電車に乗ろうとしますが、Venezia-Mestre駅はホームが10以上あり
どの電車に乗ってよいのか分かりません。
チケット売り場横にいるスタッフのおねえさんに、どのホームに行けば
聞いて教えてもらいました。
 
そんなこんなでやっとヴェネツィア島に到着しました。
さすが水の都、駅から出ると正面にさっそく水路が広がっています。
水上バスに乗って移動できそうでしたが、一回7.5ユーロ、一日乗り放題で20ユーロ。
地図を見ても広さ的に歩いても回れそうなので歩き回ります。
どこを歩いても水路やおしゃれな街並みが広がり、どこを写真で撮っても絵になります。
 

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マドンナ・デッロールト教会です。入場料3ユーロかかりました。
中を見ると教会の中に美術品の数々がありました。
建物内部も面白い形をしており、内部に丸いスペースがあり、
この内部にも絵や彫刻が飾られています。
私は美術品については良く分からないのですが、ルネッサンス時代の芸術品と思われ、
彫刻や絵画のどれをとってもとてもクオリティの高い事が分かります。
この美術品を見られただけでも大満足でした。
 

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途中でフライドポテト専門店を発見。ポテトだけ食べたいという人もいるのでしょうか。
 

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リアルト橋。なんと橋の上にお店が立ち並んでいます。この橋の周りが
お洒落なショッピング街になっています。
 

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サンマルコ広場。すぐ横にサンマルコ寺院やサンマルコ時計台があり、
バロック様式の建物に囲まれどこかの宮殿の中庭のようです。
 

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サンマルコ寺院。ご覧の通り豪華絢爛。内装はさらに豪華。
天井や壁にはキリストのモザイク画が描かれ、さらに金箔が貼られております。
金ぴかすぎて、平泉の金色堂を思い出しました。
中は写真禁止との事で撮れませんでした。
 

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ドゥカーレ宮から海沿いの道は人で溢れています。
コスプレなのか中世の格好をした人たちがいっぱいいます。
 

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ヴェネツィアについては一旦ここまで。私が泊った宿のあるマルゲラについても少し書きます。
ここは住宅地エリアでお店はほとんどありません。ところどころ小さなレストランが
あるぐらい。しかもそのレストランも日曜日になるとみな閉まっています。
土曜日にコンコルディア広場横を通ると、いつもはひっそりとした広場の横に
市が広がっていました。野菜や花、服や食器など様々なものが売られていました。
 

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最寄り駅のVenezia-Mestre駅の周りも歩いてみましたが、周辺にお店らしきものは
ほとんどありません。プラットホーム自体は沢山ある大きな駅なのになぜでしょう。
住民は買い物に困らないのでしょうか?
 
今回はこの辺で。ではでは。
 

2018年 世界一周旅行 in ギリシャ その1 アテネ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
イスタンブールからギリシャアテネに移動しました。イスタンブールアゴラゲストハウスで出会った
キク君という学生さんがアテネに一足先におり、彼と現地で落ち合う事になりました。
 
アテネ空港に到着し、片道航空券で来た事を突っ込まれるかドキドキしながら入国審査を受けるも
全く何も聞かれず、無事審査は終わりました。
ゲートを通りいつものように通信会社を探しましたが、何故か見当たりません。
空港の中で何人か話を聞くと、simは町で売ってるよとの事。
googleマップ頼みの私は焦りましたが、キク君から宿近くのシンタグマ広場行きのバスがあると事前に聞いていたのでバス停を探します。
近くにバスチケット売り場があり、ここでX95のチケットを買います。
バスに乗り込み、紙のチケットを機械に近づけてるとピッという音が鳴り、読み込まれたようです。
 
バスに揺られ約一時間、シンタグマ広場に到着。降りるとすぐにおじいちゃんに話しかけられました。どこに行くんだと尋ねられ、宿名を言うと、指差しながらあっちだ、とか言って最後に
チップ、とか言い出しました。それを断り歩き出しましたが、
おじいちゃんの指差した方向は宿と全く逆方面だという事に気づきました。
おいおい、道順適当に言ってたんかい。
 
シンタグマ広場近くでvodafoneのお店を発見。さっそくsimを購入。
5Gbyte、25日間使用で15ユーロでした。
今回の宿、small funny world athensのドミトリーに荷物を置き、
キク君と合流しました。
 
キク君にアクロポリスパルテノン神殿への道を案内してもらいます。
パルテノン神殿に入場できるのは5時までとの事で時間がなかったため、
神殿横にあるアレオパゴスという丘に登ると、眼下にアテネの街が広がりました。
見渡してみるとアテネの街の広さが良く分かります。
そして遠くに山々が広がっているのが分かります。
 

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その後少し奮発しレストランで食事をとります。
どの料理も美味しかったですが、サラダが特に美味しく感じられました。
トルコではなかなか生野菜が食べられなかったので。
 

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キク君に話を聞くと、大学卒業前に海外旅行に行ってみたいと思い
一人で2週間の旅に出たそうで、トルコ、ギリシャ、イタリアを見て回るそうです。
私も若いうちもっと行動力があれば良かったとしみじみ思います。
食事後、アレオパゴスに登るとアテネの夜景が良く見えました。
彼は次の日にローマに行くのでここでお別れ。
彼と話が出来て元気がもらえました。
 
次の日は街を散策。前日入れなかったパルテノン神殿の丘を登りました。
パルテノン神殿は残念ながら修復中でしたが十分満足。
というのもパルテノン神殿はこの周辺で一段と高い丘の上に建てられており、
360度周りを見渡せるのです。
 
(写真)
 
(写真)
 

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写真を撮りまくっていると、一人の若い欧米女性に写真を撮るよう頼まれました。
普通は一か所で数枚撮れば終わりだと思うのですが、彼女はあちこちの背景と一緒に
写真を撮るように頼み、またアングルにも注文を入れるというこだわりようでした。
 
パルテノン神殿を下り道を歩いていると、大きく綺麗な建物が見えました。
入口に近づくと歩道から下の様子が見えるのですが、何と移籍跡が見えます。
どうやら遺跡の上にこの建物が出来たようです。
 

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アクロポリス美術館という場所のようで、台形のような形をした建物は
外側一面がガラス張りになっており、建物自体が美術品のようです。
展示物はギリシャ神話の神々の像などで、テレビなどでは見たことがありますが、
実際に見るのは初めてです。
 
次の日は朝から洗濯ものを持ってコインランドリーに向かいます。
長期旅行ではこのような作業も日常的に発生します。
洗い終わった洗濯物を持って少し街をぶらぶら。
飛行機で使う首に巻く空気を入れるタイプの枕が壊れていたので、
デパートに入り旅行グッズコーナーに行くと無事にゲット出来ました。
先進国はやはりこういう物も手に入りやすい点が良いです。
帰り道に美味しそうなパン屋さんを見つけ買って帰ります。
洗濯物を宿に置き、昼食を済ませた後はアテネ国立考古学博物館に行くことにしました。
 
アテネ国立考古学博物館は建物も展示物もかなり良く、展示方法も凝っていました。
中には本か何かで見た事のある展示物も。
 

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再度アレオパゴスの丘に登って夜景を眺めようかと思ったのですが、
風が強く寒い為、途中で断念。街歩きに切り替えます。
地元の人でにぎわっているローカルフードの店に立ち寄ります。
皆、紙の容器を持って何かを食べているようで、焼きそばのようにも見えます。
 

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私も注文したのですが、数を勘違いされ、同じものが二つ出るという事態に陥ります。
注文時に聞き返され、「two,two!」と繰り返したら、二つ注文したと思われたようです(泣)
腰のある麺を野菜などと炒めた料理で、屋台の焼きそばよりも遥かに美味しかったです。
 
今回はこの辺で。ではでは~
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その3 イスタンブール

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カッパドキアからイスタンブールに戻って来ました。またアゴラゲストハウスに
泊まります。この宿は居心地が良くて戻ってくるとホッとします。
 
前回のブログでも書きましたが、アゴラでは沢山の変わった日本人(失礼)
に出会いました。
 
例えばテラスでくつろいでいると、アベさんという日本人に出会いました。
彼は別の宿に泊まっていたのですが、アゴラに置いてある地球の歩き方を読みに
来たとの事でした。
彼はかなり旅慣れていて、既に地球を二、三周していました。ピースボートに乗って
一周、その後は数カ国を回って帰るを繰り返しています。
彼の旅行スタイルは凄く、一国に一カ月以上住み込むとの事。
今回の旅行ではイランに到着後、内戦が勃発、外出禁止になったりしたそう。
そんな中で、彼は何を思ったか現地のデモ隊に参加、機動隊と衝突し慌てて逃げ出したそうです。
彼曰く「反トランプデモかと思って参加したら、反政府デモだったよ。
機動隊が来た時慌てて逃げたけど、その時の足の怪我がまだ残っているよ、ははは」
豪傑過ぎます。しかもデモ隊の衝突では数人の死傷者がでる規模だったそうです。
 
また今回のトルコで共に行動していたアサさんも中々ユニークな方で、
お坊さんをやっていおり、修行中の面白い話を沢山聞かせてくれました。
数日一緒に行動していると、彼の地がだんだん見えてきます。
言葉遣いが結構悪く、クソうめえ、ファッキン寒い、などという言葉が
ポンポン飛び出します。
お坊さんはみな聖人君子とは思っていませんが、お坊さんにも色々な人がいるようですね。
これだけ書くと彼の性格が疑われそうなのでフォローしておくと、英語もかなり上手で
歴史にも造詣が深いナイスガイです。
 
数日カッパドキアで一緒に行動したサイさんもかなり個性的な女性でした。
私と同じ世界を回っている途中でしたが、私が避けてきたバス移動を駆使し、
既に私の倍以上の国を回っています。バス移動で丸一日かかった事もあったとか。
背が小さいのに巨大なバッグを背負って歩きまわり、どこにそんな体力があるんだと感心するばかり。
看護師をやっているとの事だったので、そこで鍛えられたのでしょうか。
カッパドキアでも、ツアーを値切りに値切り、140トルコリラを100リラまで下げさせます。彼女曰く、私達が一緒でなかったらもっと粘ったそうです。
また、服装がかなりの軽装で、薄手のダウンジャケットを着てはいますが、中にはそれほど着込んでいません。
下もレギンスの上にダボダボの薄いズボン?を履くだけです。しかもその格好で雪中のカッパドキアを歩きます。
こんな感じでトルコでは沢山のユニークな人に出会う事が出来ました。
 
アベさんから、一通のメールが届きました。
トルコがシリアのクルド人勢力に攻撃を仕掛けたとの事。このニュースを聞いて青ざめました。紛争なんてニュースでしか聞いたことありません。
イスタンブールは居心地が良くて長いしたい気持ちもあったのですが、そろそろ移動する事にしました。
一週間ほどでしたが、一緒に行動してくれたアサ君や、他の日本人ともお別れになります。一人旅行に戻るのはかなり寂しいです。
サイさんは一足先に出発、エジプトに行きました。アベさんはモロッコに行くとの事。私はギリシャに飛ぶ事にしました。
 
今回はこの辺で。ではでは。
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その2 カッパドキア

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カッパドキアに行ってきました。
まずはバスでカッパドキアに向かいます。
ピックアップのバンが観光会社の前まで迎えに来てくれました。
大きなバスステーションに行き、ギョメレ行きのバスに乗り換えます。
出発時間は午後9時、到着時刻は朝の8時ごろです。
 
サイさんがバスの中で話しかけた人が何とツアー会社の人だという事で、
ギョメレ手前のバスステーションの中にあるツアー会社のカウンターに向かいます。
定番の観光コースがいくつかあるようで、私たちは地下都市が含まれている
グリーンツアーに申し込みます。
サイさんが値切りまくり、140トルコリラのところを100リラまで下げてもらいました。
ツアー会社に勧められた宿に移動し、一旦荷物を置いてツアーに出かけました。
気球についても尋ねたのですが、明日は飛ばないとの事でしたので断念。
 
まずは地下都市、これはいわゆる防災豪。
数百人が住めるほどの広さだとか。
入ってみると洞窟のような居住区のような不思議な光景です。
地下4層とか5層とかいった深いところまで掘られておりとても巨大です。
最後に地上に上がってくるまでかなりの段数の階段を登りました。
 

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アシガル湖、火山の噴火口後に出来たカルデラ湖との事。
条件が良ければ真っ青な湖が見られるのですが、
強風が吹き荒れ、湖面が荒れていたのが残念。
 

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ウフララ渓谷
 
周りが荒れた岩と砂の渓谷、その谷間に沿って木立が続きます。
真っ白な木々が印象的です。
渓谷を歩いたのち、昼食を頂きます。
 

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謎の奇岩、スターウォーズが関係しているとか。
私の拙い英語力ではどのように使われたのか、
撮影に使われたのかモデルになったのかは良く分かりません。
 

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途中ワインセラーに寄ります。ツアーによくある土産物屋周りですが、
試飲したところ美味しかったので白ワインを一本買いました。
 

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ピジョン、鳩小屋だそうです。
何でも荒れた土地の肥料にするために鳩を集めたくて岩に
鳩小屋を掘ったとか。鳩の為にそこまで出来る気力が凄い。
木で鳩小屋を作った方が手っ取り早いのでは。
 

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ツアー終了後に宿の近くの洞窟レストラン
TOPDECK CAVE RESTAURANTで食事をします。
少し高めではありましたが、とても美味しい料理でした。
レストランを出るとき、雪が降り始めていました。
 
次の朝起きると何と外は一面銀世界、一晩で結構雪が積もったようです。
昨日まで黄土色一色の世界が、今日は真っ白になっています。
 

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その後、イスタンブールアゴラゲストハウスに泊まっていたレオ君が
一日遅れでカッパドキアに到着、一緒に行動しました。
 
ギョレメ野外博物館に移動します。
徒歩圏内で行ける範囲で回りましょうとの事で歩き出しますが、
雪が積もっており、非常に滑る、抜かるんでいる、そしてとても寒い。
 
ギョレメ博物館は岩に掘られた教会がたくさんありました。
高台に上ると遠くまで雪景色が広がっていました。
 

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博物館からローズバレーと呼ばれる奇岩群まで歩けるのですが、
雪が降っていたため難航しました。どうやらこの雪の中この道を歩こうという奇特な人が
他に居たらしく、なんと足跡が残っています。
この足跡を辿って歩き出します。
 

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途中、アサ君がコースを外れて急な丘を登り始めました。そして登頂後歓声を上げます。
「おお、こりゃすごい」
私たちも雪で滑る斜面に悪戦苦闘し何とか上りました。
 
確かにすごい光景でした。一面雪景色が眼下に広がっています。
私たちが昇った丘はその周辺で高い位置にあったため、これから向かう予定だった
ローズバレーの奇岩が足元に広がっていました。
この光景に満足し、ローズバレーに向かうことなくUターン。
 
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そしてギョレメの町まで戻り遅めの昼食、setenレストランに入ります。
ここの料理もおいしかった。
 

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気球に是非乗ってみたいレオ君はこの町にとどまるとの事で彼とはここで別れ、私たちはイスタンブール行きのバスに乗り、
アゴラゲストハウスに戻りました。
 
今回はこの辺で。ではでは~
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その1 イスタンブール

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
前回エジプトでロストバゲージというトラブルが発生し、
一旦日本に帰ることになりました。
当初の予定ではエジプトからイスラエル、次にトルコに移動する予定でしたが、
日本で見たニュースでトランプ大統領の発言を受け、イスラエルでデモ活動を
行う様子を見ていると行く気が失われてしまい、ひとつ飛ばしてトルコ、イスタンブール
行くことにしました。
 
航路は成田空港→モスクワ空港(ロシア)→アタティユルク空港(トルコ)というルートになります。
今回の移動は特にトラブルもなくイスタンブールに到着することが出来ました。
到着時間は午前1:30ごろ。空港からは鉄道で移動できるため、始発を待つことにします。
空港に到着し、simカードを入手すべく通信会社のVodafoneTurkcellの売り場をうろつきます。
値段を聞くと、どこも大体データ容量4Gbyte 130トルコリラ前後(4000円近く 2018/1月時点)、
そんなに容量はいらないのですが、小さい容量のプランは何故かダメだと言われ仕方なく
大き目のプランを選びます。
 
(写真はTurk Telekomのもの)
 

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最終的にTurkcellを選びましたが、その後謎の通信エラーに何度も悩まされました。
2日に一回、ネットにつながらなくなる現象が発生し、その度にTurkcellの窓口に
駆け込む事、を繰り返すことになりました。
私はiPhoneを使用しているのですが、私と同時にTurkcellのsimを購入し、
Androidを使用している人には何故か発生しません。謎です。
 
空港の通信会社のブースの周りをうろついていると、日本人に話しかけられました。
彼の名はアサくん、何と彼は空港のATMの中にデビットカードを吸われてしまったとの事、
また現金もあまり持ち合わせが無く、困っていました。
空港のインフォメーションカウンターの話を聞くと、週一回銀行の人がATMを訪れ、
機内に残ったカードは粉砕してしまうそうです。
日本ではありえない対応ですが、海外では当たり前なのでしょうか。
お互いの予約している宿を確認すると、どちらもアゴラゲストハウスという宿でした。
私は知らなかったのですが、この宿は「地球の歩き方」の一番上に紹介されている
いわゆる日本人宿で、スタッフに日本人がいるそうです。
その後、彼とはしばらく一緒にトルコ内を一緒に行動することになるのですが、その時は
想像していませんでした。
話を聞くと何と彼はお坊さんとの事。普段お坊さんと話をする機会も無い為、
面白い話を色々と聞く事が出来ました。
 
さて空港にいても埒が明かない為、一緒に宿に移動することにしました。
朝6時ごろになり、鉄道も動き始めました。
宿の最寄り駅はスルタンアフメット(Sultanahmet)駅で、駅に到着したのは7時ごろ。
しかしまだ外は真っ暗です。
宿を目指して歩いていると、目の前にライトアップされた巨大なモスクが現れました。
それはアヤソフィアというモスクで、モスクを前にアサ君と寒さを忘れ、しばらく佇んでいました。
アヤソフィアは現在は博物館ですが、昔はモスクとして使用されていたそうです。
 
アゴラゲストハウスに到着し、スタッフにカードについて相談すると銀行に行ってはどうかとの事。
ちなみに頼みの綱であった日本人スタッフは既にアゴラに居ませんでした。
銀行の開店時間を待ち、アサ君と銀行に向かいます。
カードを吸い込んだ銀行はING銀行で、支店はガラタ橋にありました。
銀行員に事情を説明すると、銀行の横にあるATMなら対処出来るが、
空港の中のATMではどうしようもない、日本で再発行してくれと言われ途方にくれます。
するとアサ君はトルコの領事館に電話し相談を始めました。
領事館の人は電話で銀行員の話をしていましたが、銀行員のお姉さんは
途中から何やら怒っていました。おそらくルールを曲げてでもカードを回収するよう
領事館の人に言われたのでしょう。
30分以上の交渉の末、何とかカードは回収してくれるように話が付きましたが、
回収までに一週間以上かかると言われます。
しかしアサ君は現金の持ち合わせはほとんど残っていません。
 
アサ君は家族と連絡を取り合い海外送金の方法を探りますが、
手続きできる銀行が限られるらしく、送金側も受け取る側も手間が掛かるようです。
そこで私がアサ君にお金を貸し、日本の家族から私の銀行口座に振り込んでもらうという
方法を提案し、一週間をしのぎました。
 
イスタンブールの観光地については私はあまり調べておらず、数か所しか回る場所は知りませんでしたが、
アサ君は地球の歩き方を持ってきており、熟読していたため観光地巡りを一緒に行いました。
 
まずはトプカプ宮殿を見学します。
庭園の入場料が40トルコリラ、ハレムの入場料が25トルコリラ、計65トルコリラ(約1800円)でした。
後で知りましたが、イスタンブールの宮殿をすべて回れるチケットがあり、これが80トルコリラとの事。
もったいないことをしました。
ここは巨大な庭園と美麗なモスク、多くの展示物がありました。
またハレムは洞窟のような建造物のような独特な作りをしていました。
 

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スルタンアフメトモスクは現在も使用されているモスクで、丸い屋根とその巨大さで圧倒されます。
アサ君は歴史が好きだという事で、トルコでのオスマン帝国や十字軍の歴史について色々と解説してくれます。
歴史嫌いだった私とは大違いです。
 

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イスタンブール地下宮殿は昔作られた貯水プールとの事でした。
宮殿のように装飾された柱が立っており、わずかにライトアップされた
この光景は幻想的です。
あまりに幻想的で、テーマパークの中を歩いているのでは無いかという気分になります(笑)。
奥の水槽には鯉が泳いでいました。
 
アヤソフィアは昔はモスクとして使われていたものの、現在は博物館として使用されているそうです。
博物館なら色々な展示物が置かれていると思いましたが、建物自体やキリスト教フレスコ画
展示物でした。
私のイメージではキリスト教の教会はとんがった三角の屋根なのですが、
ここの屋根は丸く、イスラム教を感じさせます。
 

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グランドバザールは巨大な商店街です。
貴金属、装飾品、独特の模様が描かれた絨毯やキルト、スパイスや服など多くのものが売られています。
 

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ガラダ橋近くまでバザールは続いています。
この付近では主にお菓子やスパイスなどが売られているようです。
 
私たちがこの巨大なバザールを歩いていると、アゴラゲストハウスに泊まっている
女性にばったり遭遇。荷物持ちをする事となりました。
 
スレイマニエモスク、ここも巨大なモスクです。ガラダ橋近くにあります。
スルタンアフメトモスクの時も思いましたが、信者より観光客の方が圧倒的に多いです。
 
 

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イスタンブールを歩いていると、おしゃれなデザート屋をよく見かけます。
色取り取りのお菓子は美味しそうで、試しに入ってみます。
食べたお菓子はマシュマロのような触感で美味しかったです。
 

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ガラダ橋を歩いて新市街に向かいました。
橋の上にはびっしりと釣り人がおり、サバと思われる魚を釣っていました。
このサバがサバサンドになるのでしょうか。
 

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ガラタ塔は新市街に入って徒歩10分ほどのところにありました。
途中高台を登り続ける必要があり少々しんどいですが、
ガラタ塔を登ると、旧市街、新市街、そしてアジアサイドを一望する事が出来ます。
 

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さて、今回泊まったアゴラゲストハウスについても書かなければなりません。
地球の歩き方のトップに掛かれた宿との事で、日本人では有名だそうです。
実際、宿泊客にかなりの数の日本人が含まれています。
海外旅行中、こんなに多くの日本人と出会ったのはここが初めてです。
 
サイさんという女性の方は私が初めて出会った世界一周中の方です。
私が今まで行っていたのが生っちょろく思えるほどのハードな旅行をしており、
何とアフリカまで回ってきたそうです。
 
他にもインドのゲストハウスで働いていたというレオ君や、
イランから陸路で越境し、トルコ、イスタンブールまで来たというゆいさんという女性や、
海外旅行を繰り返し、世界各国を回っている方などに出会いました。
流石トルコの日本人宿です。出会う人が凄すぎます。
 
施設ですが、ドミトリ部屋でも私が今まで泊った変な宿のシングル部屋より
よほど清潔で快適でした。
シャワー室やトイレは共有なのですが、とても綺麗に清掃されています。
また朝食も含まれており、サラダやチーズ、オリーブやデザートなど種類も豊富で
美味しいです。かなりおすすめです。
私が止まった時はオフシーズンで宿泊客は少なく、ゆったりと過ごすことが出来ました。
 
そして宿で休憩中、サイさんからカッパドキアに行かないかとのお誘いがありました。
天候が良ければ気球に乗れるとの事。
出不精な私は最初乗り気ではありませんでしたが、
予定外の行動もこういった旅での醍醐味かと考え、私も行くことにしました。
 
それでは今回はこの辺で。ではでは~
 

2017年 世界一周旅行 in エジプト その2 カイロ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
エジプト、カイロにやってまいりました。
前回の記事で記載しました通り、空港内で入国ビザでのごたごたや
ロストバゲージというトラブルがあり、空港から無事出られたのは一時間後の事でした。
ここまで色々とあった事により、気持ちがかなり萎えています。
カイロに居る間中、ずっと疑心暗鬼に陥っていました。
 
ホテルにピックアップサービスを頼んでいたのですが、もう帰ってしまっているだろうなと
肩を落として空港から出ると、なんとまだピックアップの人が待ってくれていました。
私はごめんなさいを繰り返し、荷物が無くなった為遅れたと説明しました。
この人には実際本当に申し訳ないことをしました。
 
空港から宿まで車で30分程でした。
今回宿泊したのはParadise Boutique Hotelという宿です。
カイロの中心街近くにあり、エジプト考古学博物館まで1km程の便利な場所にあります。
車から降りて小奇麗な建物の間を通ると一変、廃墟のような荒れた光景になります。
この廃墟を歩いてすぐ正面の建物の中に宿がありました。
 
ホテルはこの建物の5,6階にあります。
ホテルにはエレベータがありましたが、とても年代物のようにみえます。
なんと上下する箱がむき出しなのです。またドアも手動開閉です。
こんなエレベーター初めて見ました。
 

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5階に上がるとフロントがあります。今までの光景とは一変して、
ホテルの中はかなり綺麗に手入れされている様子です。
 
ここでチェックインを済ませると、ホテルのオーナーだという長身細身の男性に
カイロ内のツアーを提案されました。
丁度年末に訪れたこともあり、なにやらニューイヤーパーティのツアー
(80ドル)もありましたが、ピラミッドツアー(60ドル)だけ申し込みました。
 
私が泊った部屋は個室でした。一泊25ドル程。朝食付きです。
朝食はパンとヨーグルト、バナナとゆで卵、ボリュームもあり中々美味しかったです。
部屋が小さいのはまだ良かったのですが、
何故か部屋にたくさんの蚊が居ました。この蚊に宿泊中苦しめられました。
蚊は叩いても叩いてもいつも部屋に居ます。どこかに蚊の進入路があるようです。
ロストバゲージが無ければ荷物の中に蚊取りスプレーがあったのにと、
恨めしく思いながら毎晩寝る前に蚊を追い回していました。
今思えば部屋を変えてもらえばよかった。
 
さてピラミッドツアーです。
ガイドと一緒にタクシーに乗ってあちこちを回ります。
 
まずはギザのピラミッドを見学しに行きました。
途中、何故か車から降ろされ、連れていかれたのは馬やラクダが居る厩舎。
どうやらラクダに乗ってピラミッド周辺を見学できるオプションツアーを勧められているようです。
その額何と100ドル、高すぎます。当然断りました。
実際歩いた感想としては園内を移動するのには徒歩でも十分だと思いました。
ただ、三つのピラミッドが並んで見えるエリアは未舗装、砂漠で距離もそこそこある
ラクダか馬に乗った方が良いと思います。
 
ピラミッドを見学するにはプレハブ小屋のような小さな建物でチケットを買い、
園内に入ります。チケットは120エジプトポンド(約800円)でした。
 
園内に入ると正面にスフィンクス、そして遠くに三つのピラミッドが見えました。
まず最初に手前のスフィンクスを見に行きます、が園内は全体的に道が分かりにくい。
最短ルートで行こうとすると、野外レストランのようなところに入ってしまいますが、
ここからだと段差やら柵が設けられ通れません。
まぁ跨いだり飛び越えて行けなくは無いのですが、トラブルに巻き込まれるのを避けて
遠回りし、ようやくスフィンクス近くまで行くことが出来ました。
 

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私の乏しい記憶では、スフィンクスは元々ここにあった岩を削って今の形を作ったという事と、
スフィンクスの鼻はナポレオンの軍隊だか何かによって壊されたとかいう話を見聞きした記憶があるぐらい。
 
さて、スフィンクスからピラミッド近くまで最短ルートを歩くには砂地を歩かなければなりませんでした。
ここでも馬やラクダの客引きが待ち構えており、乗れ乗れと声をかけてきます。
これらを無視し、私は遠回りの舗装ルートを歩きます。
そうそう、彼らはラクダの写真を撮れ撮れと勧めてきますが、
後でお金を請求されるそうで、私は撮りませんでした。
 
舗装道路を歩いていくと、まずクフ王のピラミッドの近くに出ます。
近くで見ると大きさに圧倒されます。これだけのものを人力で作ったとは想像を絶します。
 

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ピラミッドの周りをぐるっと反時計回りに歩くと、多くのバスが見えてきました。
普通のツアーではこのバスに乗ってピラミッドに来るのでしょう。
そしてピラミッドの入り口も見えてきました。
 

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私も中に入ろうと近づいてみると、入口は人ごみで溢れていました。
しかも入場料を別途払う必要があるらしく、確か300エジプトポンド(1900円)ほど。
ガイドとの待ち合わせ時間まで、それほど余裕も無かったため中に入るのは辞めておきます。
 
カフラー王のピラミッドも見てみます。
こちらは頂上付近のカバーストーンが残っています。
当時の姿のままを見てみたいものです。
 

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ツアーの次の行先は、絵が描かれたパピルスを売るお店と、香水を売るお店。
パピルスのお店では作成の様子を実演までしてくれましたが、
委縮した気分ではあまり買う気にはなりませんでした。
 
その次はジェゼル王のピラミッド、車で40分ほどかかります。
 
ここも入場料が必要で、確か1250エジプトポンド、800円ちょっと。
このピラミッドは三角形ではなく、階段状になっています。
私が興味深いと感じたのはピラミッド本体よりも周りの朽ち果てた遺跡や、
周りの砂漠の風景でした。
 

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次はMit Rahina Museum、入場料は65エジプトポンド、400円ぐらい。
博物館とは言うものの展示物は野外にあり、ラムセス二世の像や棺等が展示されています。
 

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ピラミッドツアーはここで終わりです。
次は私が個人で回った場所。エジプト考古学博物館です。
エジプトの観光地は警備が厳しく、いたるところに検問があるのですが、
エジプト考古学博物館は特に厳しく、博物館の中に入るまで3か所も検問を通る必要がありました。
 

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展示物は石像や棺、装飾品やミイラなど。
入場料は確か120エジプトポンド、800円。
しかし、ツタンカーメンのマスクやミイラを見たい場合には別料金が掛かります。
 
カイロの街中も徘徊しました。途中、味のある通りを通ったので写真をパチリ。
 

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エジプト内ではレストランのようなお店がどこにあるのか良く分からず、
宿の近くにあったファーストフード店がメインの食事処になりました。
何種類か食べましたが、ドネルケバブが美味しかったです。
これがひとつ100円ちょっとで食べられるのですから。 
 

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そうそう、ロストバゲージについてですが、無事荷物は見つかりました。
しかし荷物が見つかるかどうかはっきりする前に、次の予定を決めなければならなかった為、安全策を取って日本に帰ることにしました。
 
既にイスラエル行きやトルコ行きの航空券、そしてホテルの予約まで済ませていたため、
かなりの痛手です。余り予定は詰め込むなという教訓でしょうか。
 
今回はこの辺で。ではでは~