TrustBagのレビュー

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ブログの最初のころに書いたのですが、私は世界旅行を計画しておりまして、
ここ数か月その計画に向けて色々と動いておりました。
 
職場を抜ける際にバタバタとしましたがようやく落ち着きました。
(現在無職です・・・)
 
さて旅行グッズを色々と調べていて面白いものを見つけましたのでご紹介したいと思います。
 
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その名はTrustbagです。
【最強のバッグ】
 
見た目はいたって普通のきんちゃく袋なのですが、
特徴としては
・軍事品で使われている布を使用(?)
・ナイフでも破けない
・ニッパーでも紐が切れない
・紐に鍵を付けて柱などに固定できる
スキミング防止になっており、カード情報などが盗まれない
・防水加工を施してある
との事。
値段は日本円で16000円ほど。
 
もしこれが本当ならスリやひったくり、置き引きといった犯罪が横行している海外で
これほど心強いことはありません。
しかし、このバッグの情報を調べてもあまりヒットしません。
Trustbagの動画を見て絶賛しているHPはいくつかあるものの実際に使ってみた様子もないし、
購入した人のレビューを見ると
・作りがチープ。値段に釣り合っていない
初期不良品が届いた。苦情を言っても反応なし
・注文してから何か月も経つが商品が届かない
と、散々なものでした。
どうやらこの商品はクラウドファンディングで商品化されたものらしく、
ここからは想像ですが、商品化成功となったものの、
人手が足りず初期の大量出荷数の梱包や出荷手続き、顧客サポート、
品質の確認などなどで忙殺されたのでしょう。
試作品を作る事と、市販品として作る事では大きなハードルがあるのでしょうね。きっと。
 
すこぶる評判の悪いバッグでしたが、個人的には非常に興味があり
悩みながら公式HPを見たところ、青色のバッグは不人気なのか、
なんと10000円ちょっとで売っているのを見つけてしまいました。
(グレーはその倍の20000円!)
 
「これぐらいなら冒険してもいいかな・・・」と思いながら、
注文画面を進めていくと、なんと手元に届くまで6~8週間かかるとの事。
まあ旅行出発前に届けば良いかなと思い注文したのですが、
結果的にはなんと!2週間も掛からずに手元に届きました!!!
びっくりしました。
 
さて前置きが長くなりましたがTrustBagのレビューに入りたいと思います。
 
■見た目

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ご覧の通り、見た目はシンプルな大きめのきんちゃく袋です。
TrustBagのロゴがアクセントになっていて悪くないです。
ただ、色は青よりグレーのほうがよかったですね。
値段で選んだのでしかたありません(涙)
青は値引きされているようなので、やはり人気が無かったのでしょうか。
袋の上部と下部にオレンジ色の紐が出ていて、これを肩に引っ掛けるようです。
しかし、紐が細いため重いものを入れるときっと痛くなってくると思われます。
 
■機能
外袋の素材はナイロンのような紐で編んだような感じで、
ごわごわとした触感です。生地はそれほど厚くありません。
本当にナイフで切れないのでしょうか。不安になります。
動画ではナイフで切れないことをアピールしていましたが、
きっと力を込めて突き刺せば穴が開くと思います。
それでも普通の布より丈夫だとは思いますが。
 

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中には黒い内袋があります。どうやらこの中袋がスキミング、防水のようですね。
ここにパスポートや財布を入れると良いかもしれません。
でもジッパーの隙間や布の接合部には隙間があると思いますので、
水に対する過剰な期待は止めましょう。
 

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中にはフックがあり、鍵などを引っかけられます。
 
【袋を裏返したところ】

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中にはオレンジの紐を通すためのハトメ穴があり、
袋の中で紐が片結びになっています。
紐の長さ調整は袋の中の紐を結んで行いましょう。
 
■防犯

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バッグの外に飛び出ている黒い紐を引っ張ると、紐の真ん中がハトメ加工された
箇所が出てくるので、ここに南京錠を固定します。
かなり奥まったところに穴があるので、強く引っ張る必要があります。
何かに固定する際は、ハトメの穴に止めた南京錠に、紐の先端にある金属の輪を通します。
ハトメ穴に鍵、そして金属の輪を通すのは正直煩わしく、もう一工夫
欲しいところではあります。
ワンタッチとはいかなくとも、例えば金属の鍵側に鍵付きのカラビナ状のものを
つけておけばハトメ穴に止めやすくなると思います。
 
黒い紐の中にはステンレスワイヤーが入っているらしく、
これがニッパーで切れない所以のようです。
しかしそれほど太いワイヤーでもないため、糸鋸等で頑張れば切れると思います。
 
■サイズ
外袋のサイズは高さ方向に36cm、幅34cmありました。
内袋のサイズは高さ幅共に26cm程度です。
しかしお気づきでしょうが、きんちゃく袋ですから上部を縛る分
小さくなるため、それほど物を入れることが出来ません。
中に入れられるもののサイズはB5ノート程度の大きさまでとなります。
 
■南京錠

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実は付属品のカギは壊れているのか、番号のセットが出来ませんでした。
Masterというメーカーのものらしいのですが、
ダイアルの部分のがたつきや本体部分の作りが荒く、
全体的に質感が悪かったため、ABUSの鍵に変えました。
これは赤や青、緑といった色もラインナップされお勧めです。

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数字が3桁では不安がある場合は、4桁の鍵にしたり
錠前式の鍵を使いましょう。
ハトメの穴の大きさは5mmです。
別のカギを付ける際には、南京錠のつるの太さは3mmか4mm程度に抑える
必要があります。
 

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別の4桁の鍵を見つけました。
GRUADというメーカーらしいですが、本体の剛性も高くダイヤルもガタつきもなく、
質感もなかなかです。
 
■その他
この商品は紐が細いため持ち歩くと肩に食い込みが痛くなるのが難点ですが、
市販のグリップを付けるとマシになります。
 
■総評
細かく見てみると、改良の余地がある点は見受けられますが、
全体的には考えられているなと思います。
問題点はこの商品の値段で、 バッグとしてみた場合、 防犯性や防刃性、
機能性においてはより優れた商品が他にある点です。
その中で、Truskbagを選択する理由があるとすれば、
その軽さや、かさばらずに不要な時は畳んでおける等、
何かと増えてしてしまいがちな旅行の荷物の中で、
散策用のバッグや簡易金庫としての用途で価値を見出せる人にとっては
選択肢に入ると思います。
青色のバッグなら若干割引価格で買えますしね。
 
ご覧いただきありがとうございました。
ではでは~