2017年 世界一周旅行 in マレーシアからタイへ 鉄道にて

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
先日マレーシアからタイまで電車を使って越境しました。
その様子をお伝えしたいと思います。
 
当初飛行機でタイに向かうつもりでしたが、ネットで調べていると
夜行列車に乗って、タイのバンコクに向かうことが出来るという情報を入手しました。
 
ルートとしましてはマレーシアのクアラルンプールのKL Sentral駅からモノレールに乗り
サンガロ・ブロー駅(Sungai Buloh)で特急に乗り換えます。
そこから国境の町パダン・ブサール駅(Padang Besar)
に向かい出入国手続きを行い、そこからタイの鉄道に乗り換えバンコクに行くというルートになります。
約1500kmの鉄道の旅になります。ワクワクしますね。
 
まず初めにマレーシアのKL Sentral駅で特急券を予約します。
特急券売り場は通常の売り場とは異なる場所にありました。
 
特急券売り場でパダン・ブサール駅までの切符を購入、出発日は数日後
時間は朝が良いと伝えると、AM8:00発の切符を手配されました。
到着時刻はPM1:30ごろです。
値段はRM102(約2700円)ほど。ネットの情報より少し値上がりしていました。
 
そして当日の朝、KL Sentral駅に向かうと特急待ちの人が大勢います。
AM8:00に特急が出発するものと思っていたのですが、時間が近づいても出発する様子がありません。
AM8:00になってようやく駅員が特急番号の書かれた旗を持って別の場所に案内しはじめました。
 
向かった先は鈍行と思われる駅のホーム。私はKL Sentral駅で直接特急に乗れるものと
思い込んでいたため、混乱しました。
結果的にはKL Sentral駅からモノレールに乗ってサンガロ・ブロー駅(Sungai Buloh)で
特急に乗り換えるというルートが正しいものでした。
 
しかし私は周りの人に声かけて聞いたり、駅をウロウロして時間がかなり経過してしまい、
サンガロ・ブロー駅に着いた時には既に特急は出発してしまった後でした。
駅員に相談したところ、1時間ほど後の電車に乗れるよう手配してあげるとの事だったので、
大人しく待ちます。
 
そして駅員に連れられ、特急に無事乗車出来ました。
しかしこの時点で12時近くになっていました。
特急は中が広々していて、食堂車やトイレもあります。
 
(この写真はパダン・ブサール駅から撮ったもの)

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窓の外を眺めていると、最初は林だらけだった光景が途中から山々が連なる光景に
変わっていきました。
 
国境の窓口が開いているのはPM3:00まで、という情報をネットで見ていたので
今日中の越境は無理かな。国境近くで宿を探すしか無いかと思いながら電車に
揺られること約5時間、PM4:30近くにパダン・ブサール駅(Padang Besar)に到着しました。
案の定、国境窓口はがらんとしています。
ダメもとで窓口に向かうとまだ職員が居ました。なんと手続きをしてくれるとの事。
急いでマレーシアの出国、タイの入国手続きを行いました。
 
タイの入国審査では、電車の切符は持ってるの?と聞かれ持っていないと答えると
切符を買ってこいとの事。
審査が終わってないのに駅内をうろついていいんだろうかと思いつつ、タイ側の駅に移動、
切符を購入します。
上段と下段、どちらの席が良いかと聞かれ下段と答えます。
ネットで下段席の方が眺めが良いと聞いていたからです。
値段は960バーツ(約3300円)でした。
PM5:00発、バンコクには次の日のAM11:00に着くようです。
 
切符購入後、再度入国窓口に向かいます。
タイの入国審査は結構厳しいとの話でしたが、実にあっさり。
どこに行くの?と聞かれたのでバンコク、と答えます。
現金5000バーツ以上持っていないと入国できないと聞いていたのですが、
現金チェックすらされませんでした。実に緩い審査です。
 
タイ時間の5時前に貨物列車がやってきました。
これじゃないだろうと思っていると、貨物列車はホームを通り過ぎました。

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しばらくすると貨物の代りに客車を連れて戻ってきました。
 
客車3両ほど、マレーシア側の特急と比べると随分おんぼろの車両です。
しかしそれがいい味出していると言えるかもしれません。
客車に乗り込むと外見から判断するよりは綺麗です。

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車両はレールの質が悪いのか振動が結構あります。列車は非常にゆっくりと進んでいきます。
窓の外を眺めると、線路のすぐ目の前に水が溢れて出来た川や、半分水没しかかった家々が見えます。
荒れた景色がマレーシア側との違いを見せつけます。
タイはやはり貧しい国なのでしょうか。
 
駅弁を食べ、窓の外の眺めていると眠くなってきました。
駅員が席をベッドに変えてくれてくれ、そのまま就寝。
 
次の日の朝、まだ朝もやのかかる中、外を眺めると湿地帯の中を走っていました。
シラサギのような大型の鳥が飛んでいるのが見えます。
 

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電車はゆっくりとバンコクに向かい進んでいきます。
そして正午丁度に終点駅、フアランボーン駅(Hua Lamphong)に到着しました。
フアランボーン駅はチューブ型の屋根がある面白い形をしていました。
この形はヨーロッパの駅を連想させます(行ったことないけど)
 

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電車から降りて気づいたのですが、初めに3両ほどだった車両が20両ほどの大車両になっていました。
途中駅で車両を連結していったのでしょう。道理で途中停車時間が長いわけです。
 
さて、今回の鉄道旅行は以上になります。
今回はこの辺で。ではでは~