2017年 世界一周旅行 in エジプト その1 ハプニング編

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ネパールの次はエジプトのカイロに移動しました。
この時色々とハプニングがあり、その時の様子をお伝えしたいと思います。
今回の話の半分以上は愚痴になってしまいますが。
 
ネパールからエジプトへの移動ルートは以下の通りです。
ポカラ(ネパール)→カトマンズ(ネパール)
→マスカット(オマーン)→ジェッダ(サウジアラビア)→カイロ(エジプト)
検めて書き出してみるとなんと乗り換えの多い事か。
skyscannerで調べて安いルートを選んだところ、このルートになりました。
 
オマーンサウジアラビアへの入国の際は入国ビザが必要ですが、
これらビザを私は持っておらず、最初から嫌な予感はしていました。
そもそも中東の国々は観光ビザは認めていない国が多いのです。
まあ飛行機の乗り換えするだけだから問題ないだろう、というか乗り換えできないルートが
アプリで出るはずがないと自分を納得させます。
まず最初にポカラの空港からカトマンズに向かいます。
私が座れた席は機体の左側、窓側の席です。
ポカラからカトマンズへは西から東に移動し、そしてヒマラヤ山脈は北側にあります。
つまり窓からヒマラヤの山並みを見ることが出来る絶好の位置だという事です。
 

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私の座席の横壁は緊急出口になっており、取っ手などがありました。
キャビンアテンダントが私の席に来た時に、何やらエマージェンシーがどうこうと言ってきます。
何を言われているか良く分かりませんでしたが、
"Don't touch"と言われて、ようはドアを触るなと言っている事が
やっと理解できたのですが、後ろの座席からプッと笑われてしまいました。
英語圏の国では英語が出来ない人は笑われるという話を聞いたことはありましたが、
まさかのネパールで笑われてしまいました。
 
さて最初のハプニングです。
マスカット行きのチケットを受け取るべく、カトマンズ航空会社のカウンターに向かいます。
周りの人々の顔を見ると肌の色が浅黒い中東系の人が多いように感じます。
ほどなくして私の番が回ってきました。
いつものようにパスポートとスマホの予約した画面を見せます。
すると何故だか厳しいチェックを受けます。
「どこに行くの?」
「エジプトまで」
「何しに?」
「観光です」
「ビザは持ってるの?」
「持っていません。現地でアライバルビザを取ります」
日本人は現地でアライバルビザを取得できることは事前に確認済みです。
しかしこの辺りから係の人の表情が固くなってきます。
私のパスポートの写真を撮ってよいか聞かれ、そしてスタッフ数人が集まって
何やら相談している様子です。パソコンで何やら調べています。
私は列から外され待たされます。他の客は早々に手続きを終えカウンターを去っています。
 
男性のスタッフなどはあちこちに電話して何か確認しているようです
追加で質問をされます。
「なんで直接エジプトに行かないの?」
乗り換えの多さが怪しまれたのか、何かの偽装工作とでも思われたのでしょうか。
「skyscannerで見つけたルートだからです」
「ネパールにはどうやってきたの?」
スマホのEチケットを見せながら
ベトナムから来ました」
こんなやり取りを繰り返し、チケットが貰えないのではないかと不安になったころ、
30分後にようやく航空券のチケットを渡してくれました。
 
次はマスカット国際空港です。ここでは特に問題はありませんでした。
マスカットからジェッダ(サウジアラビア)までの航空券は既に受け取っていたので、
飛行機を降りたらTransferと書かれた案内に従い移動します。
その先の受付で、マスカット(オマーン)→ジェッダ(サウジアラビア)行きの
航空券を見せ、搭乗口へ移動します。
 
問題は次のジェッダ(サウジアラビア)→カイロ(エジプト)でした。
ここから異なる航空会社に乗り換える必要があった為、空港到着後に航空会社のカウンターに行き、
航空券を貰わなければなりません。
航空会社のカウンターは出入国エリアの外にありますから、一旦出国手続きを済ませた後に
受け取る必要があると思われます。
しかし入国ビザが必要な国でビザを持っていない状態で乗り換えする場合、どういう流れで
手続きを済ませればよいのか私は知りません。
 
とりあえず事前のネット情報から得た情報では、乗り換えの際は
「Transfer」か「Passport Control」と書かれたところに行くと書かれています。
空港の案内を見ると「Passport Control」という案内があったため、
この案内に従い行列に並びます。30分ほど経ちようやく私の番が回ってきました。
「ビザは持ってる?」
「持ってないです。飛行機乗り換えるだけだから」
すると受付はここじゃないと言われ追い払われました。
この後空港内をうろつき、ようやく受付を見つけました。
壁に「Transfer Passengers」と書かれています。
飛行機から降りて、空港の建物に入ってすぐの場所にありました。
ここの係の人たちにEチケットとパスポートを見せ、乗り換えたい旨を
(身振り手振りで)伝えたところ、何やら用紙に記入するように言われ、
パスポート番号やジェッダに来た時の航空番号などを記入します。
そしてパスポートとジェッダ行きの航空券を持って、係の人はどこかに行きました。
待つこと15分、係の人が戻って来て、航空券を手渡してくれました。
どうやらこの人は私の代りに、荷物の引き取りと航空会社のチェックイン手続きをしに
行ってくれたようです。ありがたい事です。
ただし自分の鞄を見ていないので少し不安を覚えましたが、旅行券に荷物の受付シールは張ってあります。
航空券を持って関係者用の出入り口を通り、ようやく搭乗口に移動することが出来ました。
これでカイロに行けます。
 
そして最後のハプニングはカイロに到着したときです。
空港内に入ってすぐのところに両替所があり、ここでエジプトビザは買えます。
ビザとは言いますが、お金を払うだけで買えるただの入場券です。
ビザ代は25ドルとの事。
 
現金は最低限しかもたないようにしていたので、空港内にあるATMでエジプトポンドを入手しました。
それを持ってビザを買おうとすると、なんとドルじゃないとダメだと言われます。
エジプトポンドは持っているのにこれでは買えないと言います。
「何故エジプトポンドじゃダメなの?」「そういうシステムだから」
焦りました。このままでは空港内に閉じ込められてしまいます。
 
空港内を歩き回り、色々な人に相談をしましたが解決策は見つかりません。
ふとカンボジアで使ったドルの残りがあったことを思い出し、
荷物を漁ると見つかりました。その額37ドル。本当にぎりぎりです。
そのお金で何とかビザを入手する事が出来ました。
どうやらカード派の人でも、USドルはいざというときに持っていた方が良いと身に沁みました。
それにしてもエジプトポンドではビザが買えないとはどういう事でしょうか。
おそらく外貨で支払わないと両替手数料で設けられないという理由でしょう。
少しむかつきます。
 
ハプニングはこれで終わりませんでした。
悪戦苦闘の末、何とか入国手続きを済ませ、旅行カバンを取りに行くと何と見当たりません。
ロストバゲージというやつです。
係の人に荷物がない旨を伝えると、アラビア文字で良く分からない、
おそらく遺失物届と思われる用紙を渡され、
用紙に書かれた電話番号に4日後に連絡するよう言われます。
私の連絡先を書けば、連絡をしてくれると言われましたが、
エジプトについたばかりで電話番号を持っていません。
空港内のsimカードのお店に行き、買おうとしたところ何故か売ってないとの事。
これでこちらから連絡するしかなくなりました。
 
これで着替えもない状態で不安を抱えたままエジプト訪問は始まりました。
 
今回はこのへんで。ではでは~