2017年 世界一周旅行 in エジプト その2 カイロ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
エジプト、カイロにやってまいりました。
前回の記事で記載しました通り、空港内で入国ビザでのごたごたや
ロストバゲージというトラブルがあり、空港から無事出られたのは一時間後の事でした。
ここまで色々とあった事により、気持ちがかなり萎えています。
カイロに居る間中、ずっと疑心暗鬼に陥っていました。
 
ホテルにピックアップサービスを頼んでいたのですが、もう帰ってしまっているだろうなと
肩を落として空港から出ると、なんとまだピックアップの人が待ってくれていました。
私はごめんなさいを繰り返し、荷物が無くなった為遅れたと説明しました。
この人には実際本当に申し訳ないことをしました。
 
空港から宿まで車で30分程でした。
今回宿泊したのはParadise Boutique Hotelという宿です。
カイロの中心街近くにあり、エジプト考古学博物館まで1km程の便利な場所にあります。
車から降りて小奇麗な建物の間を通ると一変、廃墟のような荒れた光景になります。
この廃墟を歩いてすぐ正面の建物の中に宿がありました。
 
ホテルはこの建物の5,6階にあります。
ホテルにはエレベータがありましたが、とても年代物のようにみえます。
なんと上下する箱がむき出しなのです。またドアも手動開閉です。
こんなエレベーター初めて見ました。
 

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5階に上がるとフロントがあります。今までの光景とは一変して、
ホテルの中はかなり綺麗に手入れされている様子です。
 
ここでチェックインを済ませると、ホテルのオーナーだという長身細身の男性に
カイロ内のツアーを提案されました。
丁度年末に訪れたこともあり、なにやらニューイヤーパーティのツアー
(80ドル)もありましたが、ピラミッドツアー(60ドル)だけ申し込みました。
 
私が泊った部屋は個室でした。一泊25ドル程。朝食付きです。
朝食はパンとヨーグルト、バナナとゆで卵、ボリュームもあり中々美味しかったです。
部屋が小さいのはまだ良かったのですが、
何故か部屋にたくさんの蚊が居ました。この蚊に宿泊中苦しめられました。
蚊は叩いても叩いてもいつも部屋に居ます。どこかに蚊の進入路があるようです。
ロストバゲージが無ければ荷物の中に蚊取りスプレーがあったのにと、
恨めしく思いながら毎晩寝る前に蚊を追い回していました。
今思えば部屋を変えてもらえばよかった。
 
さてピラミッドツアーです。
ガイドと一緒にタクシーに乗ってあちこちを回ります。
 
まずはギザのピラミッドを見学しに行きました。
途中、何故か車から降ろされ、連れていかれたのは馬やラクダが居る厩舎。
どうやらラクダに乗ってピラミッド周辺を見学できるオプションツアーを勧められているようです。
その額何と100ドル、高すぎます。当然断りました。
実際歩いた感想としては園内を移動するのには徒歩でも十分だと思いました。
ただ、三つのピラミッドが並んで見えるエリアは未舗装、砂漠で距離もそこそこある
ラクダか馬に乗った方が良いと思います。
 
ピラミッドを見学するにはプレハブ小屋のような小さな建物でチケットを買い、
園内に入ります。チケットは120エジプトポンド(約800円)でした。
 
園内に入ると正面にスフィンクス、そして遠くに三つのピラミッドが見えました。
まず最初に手前のスフィンクスを見に行きます、が園内は全体的に道が分かりにくい。
最短ルートで行こうとすると、野外レストランのようなところに入ってしまいますが、
ここからだと段差やら柵が設けられ通れません。
まぁ跨いだり飛び越えて行けなくは無いのですが、トラブルに巻き込まれるのを避けて
遠回りし、ようやくスフィンクス近くまで行くことが出来ました。
 

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私の乏しい記憶では、スフィンクスは元々ここにあった岩を削って今の形を作ったという事と、
スフィンクスの鼻はナポレオンの軍隊だか何かによって壊されたとかいう話を見聞きした記憶があるぐらい。
 
さて、スフィンクスからピラミッド近くまで最短ルートを歩くには砂地を歩かなければなりませんでした。
ここでも馬やラクダの客引きが待ち構えており、乗れ乗れと声をかけてきます。
これらを無視し、私は遠回りの舗装ルートを歩きます。
そうそう、彼らはラクダの写真を撮れ撮れと勧めてきますが、
後でお金を請求されるそうで、私は撮りませんでした。
 
舗装道路を歩いていくと、まずクフ王のピラミッドの近くに出ます。
近くで見ると大きさに圧倒されます。これだけのものを人力で作ったとは想像を絶します。
 

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ピラミッドの周りをぐるっと反時計回りに歩くと、多くのバスが見えてきました。
普通のツアーではこのバスに乗ってピラミッドに来るのでしょう。
そしてピラミッドの入り口も見えてきました。
 

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私も中に入ろうと近づいてみると、入口は人ごみで溢れていました。
しかも入場料を別途払う必要があるらしく、確か300エジプトポンド(1900円)ほど。
ガイドとの待ち合わせ時間まで、それほど余裕も無かったため中に入るのは辞めておきます。
 
カフラー王のピラミッドも見てみます。
こちらは頂上付近のカバーストーンが残っています。
当時の姿のままを見てみたいものです。
 

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ツアーの次の行先は、絵が描かれたパピルスを売るお店と、香水を売るお店。
パピルスのお店では作成の様子を実演までしてくれましたが、
委縮した気分ではあまり買う気にはなりませんでした。
 
その次はジェゼル王のピラミッド、車で40分ほどかかります。
 
ここも入場料が必要で、確か1250エジプトポンド、800円ちょっと。
このピラミッドは三角形ではなく、階段状になっています。
私が興味深いと感じたのはピラミッド本体よりも周りの朽ち果てた遺跡や、
周りの砂漠の風景でした。
 

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次はMit Rahina Museum、入場料は65エジプトポンド、400円ぐらい。
博物館とは言うものの展示物は野外にあり、ラムセス二世の像や棺等が展示されています。
 

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ピラミッドツアーはここで終わりです。
次は私が個人で回った場所。エジプト考古学博物館です。
エジプトの観光地は警備が厳しく、いたるところに検問があるのですが、
エジプト考古学博物館は特に厳しく、博物館の中に入るまで3か所も検問を通る必要がありました。
 

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展示物は石像や棺、装飾品やミイラなど。
入場料は確か120エジプトポンド、800円。
しかし、ツタンカーメンのマスクやミイラを見たい場合には別料金が掛かります。
 
カイロの街中も徘徊しました。途中、味のある通りを通ったので写真をパチリ。
 

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エジプト内ではレストランのようなお店がどこにあるのか良く分からず、
宿の近くにあったファーストフード店がメインの食事処になりました。
何種類か食べましたが、ドネルケバブが美味しかったです。
これがひとつ100円ちょっとで食べられるのですから。 
 

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そうそう、ロストバゲージについてですが、無事荷物は見つかりました。
しかし荷物が見つかるかどうかはっきりする前に、次の予定を決めなければならなかった為、安全策を取って日本に帰ることにしました。
 
既にイスラエル行きやトルコ行きの航空券、そしてホテルの予約まで済ませていたため、
かなりの痛手です。余り予定は詰め込むなという教訓でしょうか。
 
今回はこの辺で。ではでは~