2018年 世界一周旅行 in トルコ その1 イスタンブール

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
前回エジプトでロストバゲージというトラブルが発生し、
一旦日本に帰ることになりました。
当初の予定ではエジプトからイスラエル、次にトルコに移動する予定でしたが、
日本で見たニュースでトランプ大統領の発言を受け、イスラエルでデモ活動を
行う様子を見ていると行く気が失われてしまい、ひとつ飛ばしてトルコ、イスタンブール
行くことにしました。
 
航路は成田空港→モスクワ空港(ロシア)→アタティユルク空港(トルコ)というルートになります。
今回の移動は特にトラブルもなくイスタンブールに到着することが出来ました。
到着時間は午前1:30ごろ。空港からは鉄道で移動できるため、始発を待つことにします。
空港に到着し、simカードを入手すべく通信会社のVodafoneTurkcellの売り場をうろつきます。
値段を聞くと、どこも大体データ容量4Gbyte 130トルコリラ前後(4000円近く 2018/1月時点)、
そんなに容量はいらないのですが、小さい容量のプランは何故かダメだと言われ仕方なく
大き目のプランを選びます。
 
(写真はTurk Telekomのもの)
 

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最終的にTurkcellを選びましたが、その後謎の通信エラーに何度も悩まされました。
2日に一回、ネットにつながらなくなる現象が発生し、その度にTurkcellの窓口に
駆け込む事、を繰り返すことになりました。
私はiPhoneを使用しているのですが、私と同時にTurkcellのsimを購入し、
Androidを使用している人には何故か発生しません。謎です。
 
空港の通信会社のブースの周りをうろついていると、日本人に話しかけられました。
彼の名はアサくん、何と彼は空港のATMの中にデビットカードを吸われてしまったとの事、
また現金もあまり持ち合わせが無く、困っていました。
空港のインフォメーションカウンターの話を聞くと、週一回銀行の人がATMを訪れ、
機内に残ったカードは粉砕してしまうそうです。
日本ではありえない対応ですが、海外では当たり前なのでしょうか。
お互いの予約している宿を確認すると、どちらもアゴラゲストハウスという宿でした。
私は知らなかったのですが、この宿は「地球の歩き方」の一番上に紹介されている
いわゆる日本人宿で、スタッフに日本人がいるそうです。
その後、彼とはしばらく一緒にトルコ内を一緒に行動することになるのですが、その時は
想像していませんでした。
話を聞くと何と彼はお坊さんとの事。普段お坊さんと話をする機会も無い為、
面白い話を色々と聞く事が出来ました。
 
さて空港にいても埒が明かない為、一緒に宿に移動することにしました。
朝6時ごろになり、鉄道も動き始めました。
宿の最寄り駅はスルタンアフメット(Sultanahmet)駅で、駅に到着したのは7時ごろ。
しかしまだ外は真っ暗です。
宿を目指して歩いていると、目の前にライトアップされた巨大なモスクが現れました。
それはアヤソフィアというモスクで、モスクを前にアサ君と寒さを忘れ、しばらく佇んでいました。
アヤソフィアは現在は博物館ですが、昔はモスクとして使用されていたそうです。
 
アゴラゲストハウスに到着し、スタッフにカードについて相談すると銀行に行ってはどうかとの事。
ちなみに頼みの綱であった日本人スタッフは既にアゴラに居ませんでした。
銀行の開店時間を待ち、アサ君と銀行に向かいます。
カードを吸い込んだ銀行はING銀行で、支店はガラタ橋にありました。
銀行員に事情を説明すると、銀行の横にあるATMなら対処出来るが、
空港の中のATMではどうしようもない、日本で再発行してくれと言われ途方にくれます。
するとアサ君はトルコの領事館に電話し相談を始めました。
領事館の人は電話で銀行員の話をしていましたが、銀行員のお姉さんは
途中から何やら怒っていました。おそらくルールを曲げてでもカードを回収するよう
領事館の人に言われたのでしょう。
30分以上の交渉の末、何とかカードは回収してくれるように話が付きましたが、
回収までに一週間以上かかると言われます。
しかしアサ君は現金の持ち合わせはほとんど残っていません。
 
アサ君は家族と連絡を取り合い海外送金の方法を探りますが、
手続きできる銀行が限られるらしく、送金側も受け取る側も手間が掛かるようです。
そこで私がアサ君にお金を貸し、日本の家族から私の銀行口座に振り込んでもらうという
方法を提案し、一週間をしのぎました。
 
イスタンブールの観光地については私はあまり調べておらず、数か所しか回る場所は知りませんでしたが、
アサ君は地球の歩き方を持ってきており、熟読していたため観光地巡りを一緒に行いました。
 
まずはトプカプ宮殿を見学します。
庭園の入場料が40トルコリラ、ハレムの入場料が25トルコリラ、計65トルコリラ(約1800円)でした。
後で知りましたが、イスタンブールの宮殿をすべて回れるチケットがあり、これが80トルコリラとの事。
もったいないことをしました。
ここは巨大な庭園と美麗なモスク、多くの展示物がありました。
またハレムは洞窟のような建造物のような独特な作りをしていました。
 

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スルタンアフメトモスクは現在も使用されているモスクで、丸い屋根とその巨大さで圧倒されます。
アサ君は歴史が好きだという事で、トルコでのオスマン帝国や十字軍の歴史について色々と解説してくれます。
歴史嫌いだった私とは大違いです。
 

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イスタンブール地下宮殿は昔作られた貯水プールとの事でした。
宮殿のように装飾された柱が立っており、わずかにライトアップされた
この光景は幻想的です。
あまりに幻想的で、テーマパークの中を歩いているのでは無いかという気分になります(笑)。
奥の水槽には鯉が泳いでいました。
 
アヤソフィアは昔はモスクとして使われていたものの、現在は博物館として使用されているそうです。
博物館なら色々な展示物が置かれていると思いましたが、建物自体やキリスト教フレスコ画
展示物でした。
私のイメージではキリスト教の教会はとんがった三角の屋根なのですが、
ここの屋根は丸く、イスラム教を感じさせます。
 

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グランドバザールは巨大な商店街です。
貴金属、装飾品、独特の模様が描かれた絨毯やキルト、スパイスや服など多くのものが売られています。
 

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ガラダ橋近くまでバザールは続いています。
この付近では主にお菓子やスパイスなどが売られているようです。
 
私たちがこの巨大なバザールを歩いていると、アゴラゲストハウスに泊まっている
女性にばったり遭遇。荷物持ちをする事となりました。
 
スレイマニエモスク、ここも巨大なモスクです。ガラダ橋近くにあります。
スルタンアフメトモスクの時も思いましたが、信者より観光客の方が圧倒的に多いです。
 
 

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イスタンブールを歩いていると、おしゃれなデザート屋をよく見かけます。
色取り取りのお菓子は美味しそうで、試しに入ってみます。
食べたお菓子はマシュマロのような触感で美味しかったです。
 

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ガラダ橋を歩いて新市街に向かいました。
橋の上にはびっしりと釣り人がおり、サバと思われる魚を釣っていました。
このサバがサバサンドになるのでしょうか。
 

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ガラタ塔は新市街に入って徒歩10分ほどのところにありました。
途中高台を登り続ける必要があり少々しんどいですが、
ガラタ塔を登ると、旧市街、新市街、そしてアジアサイドを一望する事が出来ます。
 

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さて、今回泊まったアゴラゲストハウスについても書かなければなりません。
地球の歩き方のトップに掛かれた宿との事で、日本人では有名だそうです。
実際、宿泊客にかなりの数の日本人が含まれています。
海外旅行中、こんなに多くの日本人と出会ったのはここが初めてです。
 
サイさんという女性の方は私が初めて出会った世界一周中の方です。
私が今まで行っていたのが生っちょろく思えるほどのハードな旅行をしており、
何とアフリカまで回ってきたそうです。
 
他にもインドのゲストハウスで働いていたというレオ君や、
イランから陸路で越境し、トルコ、イスタンブールまで来たというゆいさんという女性や、
海外旅行を繰り返し、世界各国を回っている方などに出会いました。
流石トルコの日本人宿です。出会う人が凄すぎます。
 
施設ですが、ドミトリ部屋でも私が今まで泊った変な宿のシングル部屋より
よほど清潔で快適でした。
シャワー室やトイレは共有なのですが、とても綺麗に清掃されています。
また朝食も含まれており、サラダやチーズ、オリーブやデザートなど種類も豊富で
美味しいです。かなりおすすめです。
私が止まった時はオフシーズンで宿泊客は少なく、ゆったりと過ごすことが出来ました。
 
そして宿で休憩中、サイさんからカッパドキアに行かないかとのお誘いがありました。
天候が良ければ気球に乗れるとの事。
出不精な私は最初乗り気ではありませんでしたが、
予定外の行動もこういった旅での醍醐味かと考え、私も行くことにしました。
 
それでは今回はこの辺で。ではでは~