2017年 世界一周旅行 in オーストラリア その1 ウルル
ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
フィリピンの英語学校も無事卒業し、次の目的地、
オーストラリアのウルル(Uluru)に向け出発しました。
今この文章はウルルにて書いています。
ここにはエアーズロック(Ayers Rock)というデカい一枚岩がありまして、
一度で良いからこれを見てみたかったのです。
エアーズロックは日本でも広く紹介されているため、皆さんもご存知かと思います。
私の滞在していたセブからですと、ウルルには直接行くことが出来ません。
そこで私が取ったルートが、
セブ島→マニラ(フィリピン)→シドニー(Sydney)(オーストラリア)→ウルル
というものです。もっと良いルートがあったかもしれませんが、値段を優先的に調べたらこのようなルートになりました。
乗り継ぎ時間なども合わせてほぼ丸一日かかりました。
飛行機の中では良く寝られるはずもなく、ヘトヘトなりながら到着。
空港とホテルエリアは無料のシャトルバスが運行していた為、
これに乗って移動。
しかし、バスが他のホテルに停車中、ふと窓の外を見ると、私のものと
良く似たスーツケースが降ろされているではありませんか。
慌てて、バスから飛び降りると、案の定私のスーツケース。
行先のホテル名を言い間違えたか?とぼんやりしているとバスが発車してしまいました。
まじか、と思いながら遠ざかるバスを唖然と見つめる自分。
スマホで地図を確認すると、目当てのホテルは1km程。
諦めてスーツケースをもって歩き出しました。
(後で分かったことですが、このエリアは20分おきにバスが
周回しているので、次のバスを待てば良かったようです)
重いスーツケースをゴロゴロと引きずって歩いていると
途中ですれ違った車が停車しました。
おじさんがどこへ行くんだ?と聞いてきます。
マーク(うろ覚え)というそのナイスガイは、
私がホテル名を言うとそこまで乗せてくれました。
外を歩くときは水を持っていないとダメだ、と言いながら
私に水までくれました。
ありがとうマーク。君の親切は忘れないよ(名前を忘れているけど)
私が宿泊しているのは、空港近くのユーラーラ(Yulara)というエリアにある、アウトバックパイオニアホテル&ロッジ(Outback Pioneer Hotel & Lodge)という場所です。
このホテルは名前の通り開拓者の街をイメージされて作られており、
簡素な外観の建物ですが、内装はしっかりしています。
このホテルは小さなコテージがたくさん並び、野外バーやレストラン、
プールまでついています。
私が泊まったのはもちろん安いロッジ(ドミトリー)の方(笑)。
荷物を部屋に置き一息つくと、近くにあるという小さな商店街に
向かいます。
道路沿いに行くと遠いので、荒れ地の中にある道を歩いていきます。
地面の土は驚くほど赤く、道の両側には枯草のように見える植物や灌木と、
背の高く針のような葉をもつ木が生えており、意外と植物が多いです。
(荒れ地の道の写真)
商店街に着き、中をうろつきまわるとツアーインフォメーションを発見。
中を覗いてみます。中には様々なツアー会社のカウンターがありました。
まずはパンフレットをかき集めてみてみます。
中にはヘリコプターや飛行機に乗ってエアーズロックを見ることが
出来るツアーがあるようです。
渓谷を歩くアクティビティーツアーなどもあるようですが、
私の目的はエアーズロックを見ること。
日の出、夕暮れにエアーズロックを見るツアーがあったので、
私は夕暮れのツアーにその場で申し込み、、、したかったのですが、
カウンターに行くと既に定員一杯との事、他の会社に聞いてみたら?
と言われましたが、この話の内容理解するだけで一杯いっぱいで
私の気力は萎え、
結局ホテルのカウンターに頼んで代わりに申し込んでもらいました。
後で聞くとKings Canyonというところを歩くツアーが良いそうですね。
夕方にツアーバスが到着、ガイドにウルルの入場料$25を支払いバスは
出発します。バスはどんどん南に進みエアーズロックが近づいてきます。
お、大きい。今まで憧れていたエアーズロックの大きさに圧倒されます。
実は遠くからもエアーズロックは見えていたのですが、実際に
近づいてみると想像以上の大きさに驚きます。
まさに山です。これがひとつの岩の塊だというのですから驚きます。
エアーズロックの周りには何もなく、草原が広がっています。
なんでこの岩だけぽつんと存在するんでしょうか。
バスはぐるっとエアーズロックを一周していきました。
途中、かなり近くを走りましたが近づくと岩壁としか感じません。
表面を見ると、ところどころ窪みが見え、また崩れた石が
裾野に転がっています。
今後も浸食が進み、姿が変わっていくのでしょうね。
バスガイドさんは色々と英語でエアーズロックについての説明を
してくれていたようですが、私の英語力では全く分かりませんでした。
どうやらエアーズロックについての経緯や歴史を語っていたと思われます。
ぐるっと一周後、バスは広い駐車場に到着。
おぉ、ここからの眺めが一般的によく知られているエアーズロックの姿か。
実はバスで走っていた時の方が遥かに近くに見られるのですが、
見栄えが良い地点はここなのでしょう。
ツアー客はこぞって写真を撮っており、私も負けじと写真を
撮りまくります。夕焼けに照らされたエアーズロックはいよいよ
真っ赤に染まり、空の青さの中に浮かび上がっていました。
駐車場には、アボリジニと思わしき黒人のおばちゃん質が、
刺繍が入った布を売っているようでした。
駐車場横のスペースにはツアー客用に飲み物としてジュースやシャンパン、
スナックやカット野菜が置かれており、これを皆盛大に頬張っています。
しかしこの時私はお腹の調子が悪く、これよりトイレに行きたくて
食べずに終わるという結果になってしまいました。
宿に戻ると同室の日本人が置いて行ってくれたワインなどと、
近くのスーパーで用意した総菜でささやかな晩餐を行いました。
私がウルルで見たかったもう一つのものは南半球の星空です。
ウルルでは砂漠の真ん中なので、特に星空が綺麗との話なのです。
ただ、ユーラーラは数が多くないとはいえ、周りに街灯や宿泊施設の
明かりがあります。
これで果たして見えるのかと思いながら、夜中に夜空を見上げること数日、
やっと星空を見ることが出来ました。
完全に満天の星空とはいきませんでしたが、日本ではなかなか見ることが
出来ない星の数です。さっそくデジカメで何度も写真を撮りましたが、
星空を撮るのは難しいですね。
星を写すにはシャッタースピードを落とす必要があるのですが、
三脚を持っていない為、ブレブレの写真になってしまいました。
撮れても、目の前に見える数ほどは見えません。
天体写真を撮るにはかなりしっかりした機材が必要かもしれません。
私のウルルでのふたつの目標だったエアーズロック見学と
星空見学を終え、次はシドニーに向かいます。