2017年 世界一周旅行 in ネパール その2 ポカラ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カトマンズからポカラに移動しました。
ポカラはフェワ湖の横に広がる町で、町からでもヒマラヤ山脈見ることが出来ます。
ネパール国内線の飛行機はよく欠航、遅延するという噂だったので、
バスで移動です。もちろん値段の安さも一因です。
カトマンズからポカラまでは800ネパールルピー、900円程度。
朝7時に出発です。バスでは8時間ほどかかります。
12月のこの時期、6時台はまだ外は暗く出発時間の7時ごろになってようやく
日が昇ってきました。
 
バスでの移動は結構ハードでした。
バスの設備自体はまあまあ、少し狭いですがリクライニングシートになっています。
問題は道路の方で、かなりの区間が未舗装状態です。
ゆっさゆさと揺れますし、道も細いです。砂埃が舞い上がります。
前方から大きなバスやトラックが来るたび、道を譲り合います。なかなか進みません。
 
市街地から抜けると山間部の道となります。
近くの木々を見ると、気の毒になるほどどっさりと白い砂を被っています。
見ると遠くの山の木々も白くなっています。
 
途中休憩を2度ほど挟み、2時ごろになるとひと際とんがった形の山が見えてきました。
マチャプチャレ峰というようです。山の大きさに圧倒されます。
 
ポカラのバスターミナルに到着したのは午後3時過ぎ、ターミナルでは多くのタクシーが
待ち構えていました。タクシードライバーにホテルを伝え、値段を聞くと
300ネパールルピー、350円ほど。まあこんなものでしょう。
 
ポカラで泊ったのはHotel virgin pokhara、一泊11ドル、1200円ほど。
個室の宿ではかなり安い。
建物は新しく設備はまあまあ、しかし到着初日はホットシャワーが出ませんでした。
ネパールのホテルでは太陽熱で温める方式が主流らしく、温水を使い切った場合は
ぬるいお湯しか出ない場合があります。この日はシャワーを浴びることは諦めました。
私の部屋ではベッドの掛布団が毛布しかありませんでした。
ただ、ダブルベッドだった為、毛布は大型、そこで毛布を折り畳み2重にすることで
夜の寒さをしのぎました。
色々書きましたが、ホテルのスタッフの対応はとてもよく、
ホットシャワーが出ないと伝えると、理由を説明され、お湯が入った金タライを
わざわざ部屋まで運んでくれました。
また、到着初日などは、ナバラさんがお腹が空いていないか?と尋ねてきて
夜食を持ってきてくれました。
その後、何度も昼食や夕食などもご馳走してくれました。
 
ここのマネージャーであるナバラさんに勧められ、1日市内観光と
パラグライディングをやってみることにしました。
 
まずはサランコット山からのヒマラヤ山脈の展望を見に行きます。
朝6時ごろに車に乗り出発、現地には30分ほどで到着しました。
展望台に上ると、ちょうど日の出が始まる前でした。
既に多くの観光客が集まっています。
雪で白く光っているヒマラヤ山脈の山々が朝焼けを受け、段々と赤く染まっていきました。
今回のネパール旅行ではヒマラヤ山脈を見ることが目的でしたから、
大満足です。
 

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その後様々な場所を案内してもらいました。
近くの寺院や、Seti River Gorgeという川、町と集落をつなぐ長いつり橋、
絨毯を作っている場所、絨毯は一枚一枚手織りでした。
 

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Devil's fallと呼ばれる滝、なんでもデビルさんという人が滝に落ちて死んだことから
この名前が付いたとか。落ちるという意味と滝を掛けたダジャレでしょうか。
 

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次の日はパラグライディングに挑戦、暖かい午後が良いとの事で
昼過ぎに出発。
ツアーの車に乗り込みました。この時の他のツアー客はアメリカ人やイタリア人。
やっぱり欧米人は陽気な人が多い印象です。
喉の調子が悪かった私はマスクを厳重にし、黙りこくっていたので暗いやつと
思われていたことでしょう。
サランコット山の展望台の横に到着、多くのパラグライディングの人たちが
集まっていました。
上空を飛び回るパラグライディングの帆を眺め、ぼけっと突っ立っていると
「ジャパン、ジャパン」と声が掛かりました。
この人が一緒に飛んでくれる人のようです。
フライト直前になって、自分が高いところ得意じゃないことに気付きましたが
後の祭り、覚悟を決めて飛び立ちました。
 

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上空からの眺めは最高でした。ヒマラヤの山々が近く感じます。
自由に空を飛び回るってこんな感じなんでしょうか。
ガイドは風をうまく捕まえ、上昇したり旋回を行います。
しかしこれは結構怖い、落ちたら死ぬだろこれという思いが頭をかすめます。
ガイドが「スマイル、スマイル」と言いながら自撮り棒のカメラを向けてきますが、
ひきつった笑いしか出てきません。
20分か30分ほどの飛行は終了し、湖畔の着陸場に無事着地しました。
着陸すると膝が笑って足に力が入りません。
おまけにワイヤーを必死につかんでいたらしく、腕が結構痛い。
着陸後はぐったりとしてしまい、こうして私の初パラグライディングは終わりました。
 
今回はこの辺で。ではでは。