2017年 世界一周旅行 in ベトナム その2 フエ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ベトナム、フエにやってまいりました。
ホーチミンの空気の悪さに嫌気がさし、予定より早くフエに移動しました。
健康面で問題が無ければ夜行列車という方法も取ってみたかったのですが、
そんな余裕もなく手っ取り早く飛行機を使って移動です。ちょっと残念。
 
そうそう、ここに来るまでに気になったのはベトナム人に2回も列を割り込まれたこと。
一度目は空港のチェックインカウンターで。
まあ、そもそもこのカウンターでも列は合ってないようなもので、
普通はカウンター前に列を作り、空いたカウンターから先頭の人が呼ばれ
手続きする流れになると思うのですが、ここではそうではありません。
各カウンター前に人だかりができています。
列を作るためのワイヤーもあるのに全く意味を成していません。
そこで適当なカウンター前で待っていたのですが、子供連れの女性がすっと
私の斜め前に入り受付をはじめてしまいました。
あまりに自然で、まあこの状態じゃ列もへったくれもないよな、と諦めました。
 
二度目は飛行機の搭乗口で。ここでは皆、列を作って並んでいました。
そこでも私の前に、子供連れの女性がすっと割り込んできます。
流石に列を作っているところに割り込むのはおかしいだろうと思いましたが、
それともこの国では子供連れは優先で割り込むのは当たり前なのでしょうか?
何だか良く分かりません。私はもやもやした気持ちで順番待ちをしていました。
 
さて、フエ、フバイ国際空港(Cảng hàng không Quốc tế Phú Bài)に到着。
だだっぴろい滑走路には他の飛行機は見当たりません。
そして飛行機から降りると・・・あれ?寒い?
その時は12月だったのですが、今まで東南アジアを回って来た中で
感じた事の無い涼しさです。
東南アジアは一年中暑いと思っていたのでびっくりです。
ただ、暑い国ばかり回ってきたのでこの涼しさは嬉しい限りです。
 
タクシーに乗って宿に向かいます。空港から中心街までは220000ドン(1100円)でした。
UberやGrabでも同じぐらいの値段だったので、今回はぼったくり価格では無かったと思います。
 
今回お世話になった宿はThan Thien Friendly hotelです。
体調がすぐれない為、ドミトリーではなく個室にしました。
個室で朝食付き、一泊1500円程度。安すぎます。
しかも今回の旅行で一番きれいな部屋でした。
 

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清潔な部屋で、エアコンもあります。
バスルームも綺麗で、トイレも洋式です。
バスルームはバスタブあり、なしの両方が選べます。
最初はバスタブ無しの部屋でしたが、湯船に浸かってゆったりしたいと思い
バスタブのある部屋に途中で変えてもらったのですが、
変える必要は無かったかもしれません。
バスタブの栓が緩く、水がすぐに漏れてしまいまいお湯が溜まりません。
漏れないよう足で抑えていると溜まってきましたが、
湯船に溜まる前に段々とお湯が冷たくなってきます。
おそらくお湯はタンクに溜まった分しか出ないのでしょう、
それが尽きて途中から水になってしまったようです。
これなら普通のシャワーで良いと思います。
 
観光についてですが、今回は積極的にうろつきまわるつもりはなく、
フエ王宮とその近くにある市場(Co.opmart Huế)を目指します。
宿から徒歩2,30分ぐらいの距離です。
 
まずは市場を目指してあるいていると、バイクタクシーに声をかけられました。
「どこに行くんだ?」
「市場に行こうと思う」
「1ドルで連れて行ってやるよ、乗ってけ」
「いや、近いから歩くよ」
すると彼は川の向こうを指さし、
「みろ、あれが市場だ。かなり遠いぞ」
そういわれると遠い気がしてきます。
分かったと返事し、乗せてもらうことに。
しばらく走ると彼はバイクを道端に止め、
「市場は午後になってから行った方が良いぞ。
午前中ならまだ時間があるから、もっと遠くのお寺を案内してやる」
と言いながら観光マップを見せてきます。
「いや、いらない。じゃあフエ王宮に連れて行って」
「今の時間は王宮はやってない」
その時、午前中の10時を過ぎたぐらい。どう考えても開いていないはずはありません。
「良いからフエ王宮に連れて行って」
しばらく彼はごねましたが、王宮まで連れて行ってくれました。
そこで1ドル分を渡そうとすると、彼は25ドル分を要求してきました。
「はぁ?何言ってるんだ?最初1ドルと言ったじゃないか!」
思わず日本語で言ってしまいました。
「ここは市場より遠い、だから高いんだ」
ここでしばらく彼と押し問答、5分ほど揉めた挙句、
結局5ドル分を払ってしまいました。
タクシーやバイクタクシーとのこんなやり取りは東南アジアでの旅行では日常茶飯事です。
 
さてフエ王宮ですが、建物がなんだか全体的に薄汚れています。
 

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敷地はとても広いのですが、中央部に少しの建物と修復されたと思われる綺麗な壁と
崩れたままの壁があるのみです。
展示されていた過去の写真を見ると、当時は綺麗な建物が内部に数多く立っており、
建物内部も絢爛な様子でしたが、今は見る影もなくご覧の通りです。
 
王宮の敷地を一周し、敷地内にあった喫茶店で軽く昼食を取ります。
しかしいざ注文をしようとすると、バイミー(フランスパンに具材を挟んだもの)も
サンドイッチも既にないとの事。
何が残っているですか?と尋ねると、メニューのいくつかを指さされたので
それを選ぶと何と出てきたのはカップラーメンでした(笑)。妙に安いと思った。
 
そうそう、バイミーですが路上販売や、いたるところで見かける
コーヒーショップでも食べられます。
物はドトールコーヒーで注文できるフランスパンサンドを想像していただければ、
概ね合っています。しかし値段が安い。一つ100円程度でしかも美味しいです。
 
王宮から歩くこと約15分ほどで市場に着きました。
この市場は何だか見ていて今までの市場とは異なるように感じられました。
おそらくそれは観光客向けのアクセサリやTシャツ、変な飾り等を扱った場所ではなく、
地元の人が利用する市場だったせいでしょう。
服や金物、よく分からない野菜や香辛料、そして首無しニワトリ肉等が並べられており、
あまり嗅いだことのないような匂いもしてきます。
 

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しばらく市場を物色していると、なんだか眩暈がしてきました。
体調がまだ十分に戻っていないのかもしれないと思い、早々に宿に戻りました。
宿に戻りしばらく休みましたが体調が戻りません。
本当に風邪ひいたのかと思いましたが、最近あまりちゃんと食事を
取っていないことに気付きます。
ホーチミンでは食欲がなくなり、食事を抜いたり食事の量が減ったりしていました。
これ、普通に栄養失調気味になっているんじゃないか?
そういえばベルトの穴が二つ分も緩くなっている?
 
そこで食事の量をしばらく増やし、ゆっくりと過ごすことにしたのでした。
あまり美味しくない料理に当たってしまった場合でも我慢して食べます。
 
そんな感じであまり観光らしいことをするでもなく、また雨の日が多かったという
事もあり、フエではゆったりと過ごしました。
ホテルの部屋でごろごろしたり、近くの喫茶店で1時間以上粘ったり。
 
それで「深夜特急」というバックパッカーの本を読み直していたのですが、
この本の沢木さんと自分では大きな差がある事に気づきました。
この人はユーラシア大陸をアジアからヨーロッパまで旅をした方なのですが、
旅のスタイルが、事前情報は無し、宿は行き当たりばったりで決める、
部屋は汚いところばかり(でも破格)、食事は市場で買った果物や
屋台だけで済ませることもある、
移動はバス、電車がメインで安い2等席などを選び、現地の人混みに揉まれて移動、
といった貧乏旅行なのに比べ、
私の場合は、情報なしは不安なので事前に行先の情報を色々集める、
宿情報も集め、基本は予約する、部屋は個室が中心、食事はレストランのようなところが中心、
移動は飛行機が中心、現地の人との接点はあまりない、
といった感じでスタイルが真逆です。
生っちょろい旅行しているなと思いつつ、沢木さんと同じことは絶対できないと感じます
 
それでは今回はこの辺で。ではでは~