2018年 世界一周旅行 in ギリシャ その1 アテネ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
イスタンブールからギリシャアテネに移動しました。イスタンブールアゴラゲストハウスで出会った
キク君という学生さんがアテネに一足先におり、彼と現地で落ち合う事になりました。
 
アテネ空港に到着し、片道航空券で来た事を突っ込まれるかドキドキしながら入国審査を受けるも
全く何も聞かれず、無事審査は終わりました。
ゲートを通りいつものように通信会社を探しましたが、何故か見当たりません。
空港の中で何人か話を聞くと、simは町で売ってるよとの事。
googleマップ頼みの私は焦りましたが、キク君から宿近くのシンタグマ広場行きのバスがあると事前に聞いていたのでバス停を探します。
近くにバスチケット売り場があり、ここでX95のチケットを買います。
バスに乗り込み、紙のチケットを機械に近づけてるとピッという音が鳴り、読み込まれたようです。
 
バスに揺られ約一時間、シンタグマ広場に到着。降りるとすぐにおじいちゃんに話しかけられました。どこに行くんだと尋ねられ、宿名を言うと、指差しながらあっちだ、とか言って最後に
チップ、とか言い出しました。それを断り歩き出しましたが、
おじいちゃんの指差した方向は宿と全く逆方面だという事に気づきました。
おいおい、道順適当に言ってたんかい。
 
シンタグマ広場近くでvodafoneのお店を発見。さっそくsimを購入。
5Gbyte、25日間使用で15ユーロでした。
今回の宿、small funny world athensのドミトリーに荷物を置き、
キク君と合流しました。
 
キク君にアクロポリスパルテノン神殿への道を案内してもらいます。
パルテノン神殿に入場できるのは5時までとの事で時間がなかったため、
神殿横にあるアレオパゴスという丘に登ると、眼下にアテネの街が広がりました。
見渡してみるとアテネの街の広さが良く分かります。
そして遠くに山々が広がっているのが分かります。
 

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その後少し奮発しレストランで食事をとります。
どの料理も美味しかったですが、サラダが特に美味しく感じられました。
トルコではなかなか生野菜が食べられなかったので。
 

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キク君に話を聞くと、大学卒業前に海外旅行に行ってみたいと思い
一人で2週間の旅に出たそうで、トルコ、ギリシャ、イタリアを見て回るそうです。
私も若いうちもっと行動力があれば良かったとしみじみ思います。
食事後、アレオパゴスに登るとアテネの夜景が良く見えました。
彼は次の日にローマに行くのでここでお別れ。
彼と話が出来て元気がもらえました。
 
次の日は街を散策。前日入れなかったパルテノン神殿の丘を登りました。
パルテノン神殿は残念ながら修復中でしたが十分満足。
というのもパルテノン神殿はこの周辺で一段と高い丘の上に建てられており、
360度周りを見渡せるのです。
 
(写真)
 
(写真)
 

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写真を撮りまくっていると、一人の若い欧米女性に写真を撮るよう頼まれました。
普通は一か所で数枚撮れば終わりだと思うのですが、彼女はあちこちの背景と一緒に
写真を撮るように頼み、またアングルにも注文を入れるというこだわりようでした。
 
パルテノン神殿を下り道を歩いていると、大きく綺麗な建物が見えました。
入口に近づくと歩道から下の様子が見えるのですが、何と移籍跡が見えます。
どうやら遺跡の上にこの建物が出来たようです。
 

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アクロポリス美術館という場所のようで、台形のような形をした建物は
外側一面がガラス張りになっており、建物自体が美術品のようです。
展示物はギリシャ神話の神々の像などで、テレビなどでは見たことがありますが、
実際に見るのは初めてです。
 
次の日は朝から洗濯ものを持ってコインランドリーに向かいます。
長期旅行ではこのような作業も日常的に発生します。
洗い終わった洗濯物を持って少し街をぶらぶら。
飛行機で使う首に巻く空気を入れるタイプの枕が壊れていたので、
デパートに入り旅行グッズコーナーに行くと無事にゲット出来ました。
先進国はやはりこういう物も手に入りやすい点が良いです。
帰り道に美味しそうなパン屋さんを見つけ買って帰ります。
洗濯物を宿に置き、昼食を済ませた後はアテネ国立考古学博物館に行くことにしました。
 
アテネ国立考古学博物館は建物も展示物もかなり良く、展示方法も凝っていました。
中には本か何かで見た事のある展示物も。
 

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再度アレオパゴスの丘に登って夜景を眺めようかと思ったのですが、
風が強く寒い為、途中で断念。街歩きに切り替えます。
地元の人でにぎわっているローカルフードの店に立ち寄ります。
皆、紙の容器を持って何かを食べているようで、焼きそばのようにも見えます。
 

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私も注文したのですが、数を勘違いされ、同じものが二つ出るという事態に陥ります。
注文時に聞き返され、「two,two!」と繰り返したら、二つ注文したと思われたようです(泣)
腰のある麺を野菜などと炒めた料理で、屋台の焼きそばよりも遥かに美味しかったです。
 
今回はこの辺で。ではでは~
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その3 イスタンブール

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カッパドキアからイスタンブールに戻って来ました。またアゴラゲストハウスに
泊まります。この宿は居心地が良くて戻ってくるとホッとします。
 
前回のブログでも書きましたが、アゴラでは沢山の変わった日本人(失礼)
に出会いました。
 
例えばテラスでくつろいでいると、アベさんという日本人に出会いました。
彼は別の宿に泊まっていたのですが、アゴラに置いてある地球の歩き方を読みに
来たとの事でした。
彼はかなり旅慣れていて、既に地球を二、三周していました。ピースボートに乗って
一周、その後は数カ国を回って帰るを繰り返しています。
彼の旅行スタイルは凄く、一国に一カ月以上住み込むとの事。
今回の旅行ではイランに到着後、内戦が勃発、外出禁止になったりしたそう。
そんな中で、彼は何を思ったか現地のデモ隊に参加、機動隊と衝突し慌てて逃げ出したそうです。
彼曰く「反トランプデモかと思って参加したら、反政府デモだったよ。
機動隊が来た時慌てて逃げたけど、その時の足の怪我がまだ残っているよ、ははは」
豪傑過ぎます。しかもデモ隊の衝突では数人の死傷者がでる規模だったそうです。
 
また今回のトルコで共に行動していたアサさんも中々ユニークな方で、
お坊さんをやっていおり、修行中の面白い話を沢山聞かせてくれました。
数日一緒に行動していると、彼の地がだんだん見えてきます。
言葉遣いが結構悪く、クソうめえ、ファッキン寒い、などという言葉が
ポンポン飛び出します。
お坊さんはみな聖人君子とは思っていませんが、お坊さんにも色々な人がいるようですね。
これだけ書くと彼の性格が疑われそうなのでフォローしておくと、英語もかなり上手で
歴史にも造詣が深いナイスガイです。
 
数日カッパドキアで一緒に行動したサイさんもかなり個性的な女性でした。
私と同じ世界を回っている途中でしたが、私が避けてきたバス移動を駆使し、
既に私の倍以上の国を回っています。バス移動で丸一日かかった事もあったとか。
背が小さいのに巨大なバッグを背負って歩きまわり、どこにそんな体力があるんだと感心するばかり。
看護師をやっているとの事だったので、そこで鍛えられたのでしょうか。
カッパドキアでも、ツアーを値切りに値切り、140トルコリラを100リラまで下げさせます。彼女曰く、私達が一緒でなかったらもっと粘ったそうです。
また、服装がかなりの軽装で、薄手のダウンジャケットを着てはいますが、中にはそれほど着込んでいません。
下もレギンスの上にダボダボの薄いズボン?を履くだけです。しかもその格好で雪中のカッパドキアを歩きます。
こんな感じでトルコでは沢山のユニークな人に出会う事が出来ました。
 
アベさんから、一通のメールが届きました。
トルコがシリアのクルド人勢力に攻撃を仕掛けたとの事。このニュースを聞いて青ざめました。紛争なんてニュースでしか聞いたことありません。
イスタンブールは居心地が良くて長いしたい気持ちもあったのですが、そろそろ移動する事にしました。
一週間ほどでしたが、一緒に行動してくれたアサ君や、他の日本人ともお別れになります。一人旅行に戻るのはかなり寂しいです。
サイさんは一足先に出発、エジプトに行きました。アベさんはモロッコに行くとの事。私はギリシャに飛ぶ事にしました。
 
今回はこの辺で。ではでは。
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その2 カッパドキア

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カッパドキアに行ってきました。
まずはバスでカッパドキアに向かいます。
ピックアップのバンが観光会社の前まで迎えに来てくれました。
大きなバスステーションに行き、ギョメレ行きのバスに乗り換えます。
出発時間は午後9時、到着時刻は朝の8時ごろです。
 
サイさんがバスの中で話しかけた人が何とツアー会社の人だという事で、
ギョメレ手前のバスステーションの中にあるツアー会社のカウンターに向かいます。
定番の観光コースがいくつかあるようで、私たちは地下都市が含まれている
グリーンツアーに申し込みます。
サイさんが値切りまくり、140トルコリラのところを100リラまで下げてもらいました。
ツアー会社に勧められた宿に移動し、一旦荷物を置いてツアーに出かけました。
気球についても尋ねたのですが、明日は飛ばないとの事でしたので断念。
 
まずは地下都市、これはいわゆる防災豪。
数百人が住めるほどの広さだとか。
入ってみると洞窟のような居住区のような不思議な光景です。
地下4層とか5層とかいった深いところまで掘られておりとても巨大です。
最後に地上に上がってくるまでかなりの段数の階段を登りました。
 

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アシガル湖、火山の噴火口後に出来たカルデラ湖との事。
条件が良ければ真っ青な湖が見られるのですが、
強風が吹き荒れ、湖面が荒れていたのが残念。
 

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ウフララ渓谷
 
周りが荒れた岩と砂の渓谷、その谷間に沿って木立が続きます。
真っ白な木々が印象的です。
渓谷を歩いたのち、昼食を頂きます。
 

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謎の奇岩、スターウォーズが関係しているとか。
私の拙い英語力ではどのように使われたのか、
撮影に使われたのかモデルになったのかは良く分かりません。
 

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途中ワインセラーに寄ります。ツアーによくある土産物屋周りですが、
試飲したところ美味しかったので白ワインを一本買いました。
 

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ピジョン、鳩小屋だそうです。
何でも荒れた土地の肥料にするために鳩を集めたくて岩に
鳩小屋を掘ったとか。鳩の為にそこまで出来る気力が凄い。
木で鳩小屋を作った方が手っ取り早いのでは。
 

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ツアー終了後に宿の近くの洞窟レストラン
TOPDECK CAVE RESTAURANTで食事をします。
少し高めではありましたが、とても美味しい料理でした。
レストランを出るとき、雪が降り始めていました。
 
次の朝起きると何と外は一面銀世界、一晩で結構雪が積もったようです。
昨日まで黄土色一色の世界が、今日は真っ白になっています。
 

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その後、イスタンブールアゴラゲストハウスに泊まっていたレオ君が
一日遅れでカッパドキアに到着、一緒に行動しました。
 
ギョレメ野外博物館に移動します。
徒歩圏内で行ける範囲で回りましょうとの事で歩き出しますが、
雪が積もっており、非常に滑る、抜かるんでいる、そしてとても寒い。
 
ギョレメ博物館は岩に掘られた教会がたくさんありました。
高台に上ると遠くまで雪景色が広がっていました。
 

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博物館からローズバレーと呼ばれる奇岩群まで歩けるのですが、
雪が降っていたため難航しました。どうやらこの雪の中この道を歩こうという奇特な人が
他に居たらしく、なんと足跡が残っています。
この足跡を辿って歩き出します。
 

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途中、アサ君がコースを外れて急な丘を登り始めました。そして登頂後歓声を上げます。
「おお、こりゃすごい」
私たちも雪で滑る斜面に悪戦苦闘し何とか上りました。
 
確かにすごい光景でした。一面雪景色が眼下に広がっています。
私たちが昇った丘はその周辺で高い位置にあったため、これから向かう予定だった
ローズバレーの奇岩が足元に広がっていました。
この光景に満足し、ローズバレーに向かうことなくUターン。
 
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そしてギョレメの町まで戻り遅めの昼食、setenレストランに入ります。
ここの料理もおいしかった。
 

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気球に是非乗ってみたいレオ君はこの町にとどまるとの事で彼とはここで別れ、私たちはイスタンブール行きのバスに乗り、
アゴラゲストハウスに戻りました。
 
今回はこの辺で。ではでは~
 

2018年 世界一周旅行 in トルコ その1 イスタンブール

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
前回エジプトでロストバゲージというトラブルが発生し、
一旦日本に帰ることになりました。
当初の予定ではエジプトからイスラエル、次にトルコに移動する予定でしたが、
日本で見たニュースでトランプ大統領の発言を受け、イスラエルでデモ活動を
行う様子を見ていると行く気が失われてしまい、ひとつ飛ばしてトルコ、イスタンブール
行くことにしました。
 
航路は成田空港→モスクワ空港(ロシア)→アタティユルク空港(トルコ)というルートになります。
今回の移動は特にトラブルもなくイスタンブールに到着することが出来ました。
到着時間は午前1:30ごろ。空港からは鉄道で移動できるため、始発を待つことにします。
空港に到着し、simカードを入手すべく通信会社のVodafoneTurkcellの売り場をうろつきます。
値段を聞くと、どこも大体データ容量4Gbyte 130トルコリラ前後(4000円近く 2018/1月時点)、
そんなに容量はいらないのですが、小さい容量のプランは何故かダメだと言われ仕方なく
大き目のプランを選びます。
 
(写真はTurk Telekomのもの)
 

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最終的にTurkcellを選びましたが、その後謎の通信エラーに何度も悩まされました。
2日に一回、ネットにつながらなくなる現象が発生し、その度にTurkcellの窓口に
駆け込む事、を繰り返すことになりました。
私はiPhoneを使用しているのですが、私と同時にTurkcellのsimを購入し、
Androidを使用している人には何故か発生しません。謎です。
 
空港の通信会社のブースの周りをうろついていると、日本人に話しかけられました。
彼の名はアサくん、何と彼は空港のATMの中にデビットカードを吸われてしまったとの事、
また現金もあまり持ち合わせが無く、困っていました。
空港のインフォメーションカウンターの話を聞くと、週一回銀行の人がATMを訪れ、
機内に残ったカードは粉砕してしまうそうです。
日本ではありえない対応ですが、海外では当たり前なのでしょうか。
お互いの予約している宿を確認すると、どちらもアゴラゲストハウスという宿でした。
私は知らなかったのですが、この宿は「地球の歩き方」の一番上に紹介されている
いわゆる日本人宿で、スタッフに日本人がいるそうです。
その後、彼とはしばらく一緒にトルコ内を一緒に行動することになるのですが、その時は
想像していませんでした。
話を聞くと何と彼はお坊さんとの事。普段お坊さんと話をする機会も無い為、
面白い話を色々と聞く事が出来ました。
 
さて空港にいても埒が明かない為、一緒に宿に移動することにしました。
朝6時ごろになり、鉄道も動き始めました。
宿の最寄り駅はスルタンアフメット(Sultanahmet)駅で、駅に到着したのは7時ごろ。
しかしまだ外は真っ暗です。
宿を目指して歩いていると、目の前にライトアップされた巨大なモスクが現れました。
それはアヤソフィアというモスクで、モスクを前にアサ君と寒さを忘れ、しばらく佇んでいました。
アヤソフィアは現在は博物館ですが、昔はモスクとして使用されていたそうです。
 
アゴラゲストハウスに到着し、スタッフにカードについて相談すると銀行に行ってはどうかとの事。
ちなみに頼みの綱であった日本人スタッフは既にアゴラに居ませんでした。
銀行の開店時間を待ち、アサ君と銀行に向かいます。
カードを吸い込んだ銀行はING銀行で、支店はガラタ橋にありました。
銀行員に事情を説明すると、銀行の横にあるATMなら対処出来るが、
空港の中のATMではどうしようもない、日本で再発行してくれと言われ途方にくれます。
するとアサ君はトルコの領事館に電話し相談を始めました。
領事館の人は電話で銀行員の話をしていましたが、銀行員のお姉さんは
途中から何やら怒っていました。おそらくルールを曲げてでもカードを回収するよう
領事館の人に言われたのでしょう。
30分以上の交渉の末、何とかカードは回収してくれるように話が付きましたが、
回収までに一週間以上かかると言われます。
しかしアサ君は現金の持ち合わせはほとんど残っていません。
 
アサ君は家族と連絡を取り合い海外送金の方法を探りますが、
手続きできる銀行が限られるらしく、送金側も受け取る側も手間が掛かるようです。
そこで私がアサ君にお金を貸し、日本の家族から私の銀行口座に振り込んでもらうという
方法を提案し、一週間をしのぎました。
 
イスタンブールの観光地については私はあまり調べておらず、数か所しか回る場所は知りませんでしたが、
アサ君は地球の歩き方を持ってきており、熟読していたため観光地巡りを一緒に行いました。
 
まずはトプカプ宮殿を見学します。
庭園の入場料が40トルコリラ、ハレムの入場料が25トルコリラ、計65トルコリラ(約1800円)でした。
後で知りましたが、イスタンブールの宮殿をすべて回れるチケットがあり、これが80トルコリラとの事。
もったいないことをしました。
ここは巨大な庭園と美麗なモスク、多くの展示物がありました。
またハレムは洞窟のような建造物のような独特な作りをしていました。
 

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スルタンアフメトモスクは現在も使用されているモスクで、丸い屋根とその巨大さで圧倒されます。
アサ君は歴史が好きだという事で、トルコでのオスマン帝国や十字軍の歴史について色々と解説してくれます。
歴史嫌いだった私とは大違いです。
 

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イスタンブール地下宮殿は昔作られた貯水プールとの事でした。
宮殿のように装飾された柱が立っており、わずかにライトアップされた
この光景は幻想的です。
あまりに幻想的で、テーマパークの中を歩いているのでは無いかという気分になります(笑)。
奥の水槽には鯉が泳いでいました。
 
アヤソフィアは昔はモスクとして使われていたものの、現在は博物館として使用されているそうです。
博物館なら色々な展示物が置かれていると思いましたが、建物自体やキリスト教フレスコ画
展示物でした。
私のイメージではキリスト教の教会はとんがった三角の屋根なのですが、
ここの屋根は丸く、イスラム教を感じさせます。
 

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グランドバザールは巨大な商店街です。
貴金属、装飾品、独特の模様が描かれた絨毯やキルト、スパイスや服など多くのものが売られています。
 

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ガラダ橋近くまでバザールは続いています。
この付近では主にお菓子やスパイスなどが売られているようです。
 
私たちがこの巨大なバザールを歩いていると、アゴラゲストハウスに泊まっている
女性にばったり遭遇。荷物持ちをする事となりました。
 
スレイマニエモスク、ここも巨大なモスクです。ガラダ橋近くにあります。
スルタンアフメトモスクの時も思いましたが、信者より観光客の方が圧倒的に多いです。
 
 

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イスタンブールを歩いていると、おしゃれなデザート屋をよく見かけます。
色取り取りのお菓子は美味しそうで、試しに入ってみます。
食べたお菓子はマシュマロのような触感で美味しかったです。
 

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ガラダ橋を歩いて新市街に向かいました。
橋の上にはびっしりと釣り人がおり、サバと思われる魚を釣っていました。
このサバがサバサンドになるのでしょうか。
 

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ガラタ塔は新市街に入って徒歩10分ほどのところにありました。
途中高台を登り続ける必要があり少々しんどいですが、
ガラタ塔を登ると、旧市街、新市街、そしてアジアサイドを一望する事が出来ます。
 

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さて、今回泊まったアゴラゲストハウスについても書かなければなりません。
地球の歩き方のトップに掛かれた宿との事で、日本人では有名だそうです。
実際、宿泊客にかなりの数の日本人が含まれています。
海外旅行中、こんなに多くの日本人と出会ったのはここが初めてです。
 
サイさんという女性の方は私が初めて出会った世界一周中の方です。
私が今まで行っていたのが生っちょろく思えるほどのハードな旅行をしており、
何とアフリカまで回ってきたそうです。
 
他にもインドのゲストハウスで働いていたというレオ君や、
イランから陸路で越境し、トルコ、イスタンブールまで来たというゆいさんという女性や、
海外旅行を繰り返し、世界各国を回っている方などに出会いました。
流石トルコの日本人宿です。出会う人が凄すぎます。
 
施設ですが、ドミトリ部屋でも私が今まで泊った変な宿のシングル部屋より
よほど清潔で快適でした。
シャワー室やトイレは共有なのですが、とても綺麗に清掃されています。
また朝食も含まれており、サラダやチーズ、オリーブやデザートなど種類も豊富で
美味しいです。かなりおすすめです。
私が止まった時はオフシーズンで宿泊客は少なく、ゆったりと過ごすことが出来ました。
 
そして宿で休憩中、サイさんからカッパドキアに行かないかとのお誘いがありました。
天候が良ければ気球に乗れるとの事。
出不精な私は最初乗り気ではありませんでしたが、
予定外の行動もこういった旅での醍醐味かと考え、私も行くことにしました。
 
それでは今回はこの辺で。ではでは~
 

2017年 世界一周旅行 in エジプト その2 カイロ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
エジプト、カイロにやってまいりました。
前回の記事で記載しました通り、空港内で入国ビザでのごたごたや
ロストバゲージというトラブルがあり、空港から無事出られたのは一時間後の事でした。
ここまで色々とあった事により、気持ちがかなり萎えています。
カイロに居る間中、ずっと疑心暗鬼に陥っていました。
 
ホテルにピックアップサービスを頼んでいたのですが、もう帰ってしまっているだろうなと
肩を落として空港から出ると、なんとまだピックアップの人が待ってくれていました。
私はごめんなさいを繰り返し、荷物が無くなった為遅れたと説明しました。
この人には実際本当に申し訳ないことをしました。
 
空港から宿まで車で30分程でした。
今回宿泊したのはParadise Boutique Hotelという宿です。
カイロの中心街近くにあり、エジプト考古学博物館まで1km程の便利な場所にあります。
車から降りて小奇麗な建物の間を通ると一変、廃墟のような荒れた光景になります。
この廃墟を歩いてすぐ正面の建物の中に宿がありました。
 
ホテルはこの建物の5,6階にあります。
ホテルにはエレベータがありましたが、とても年代物のようにみえます。
なんと上下する箱がむき出しなのです。またドアも手動開閉です。
こんなエレベーター初めて見ました。
 

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5階に上がるとフロントがあります。今までの光景とは一変して、
ホテルの中はかなり綺麗に手入れされている様子です。
 
ここでチェックインを済ませると、ホテルのオーナーだという長身細身の男性に
カイロ内のツアーを提案されました。
丁度年末に訪れたこともあり、なにやらニューイヤーパーティのツアー
(80ドル)もありましたが、ピラミッドツアー(60ドル)だけ申し込みました。
 
私が泊った部屋は個室でした。一泊25ドル程。朝食付きです。
朝食はパンとヨーグルト、バナナとゆで卵、ボリュームもあり中々美味しかったです。
部屋が小さいのはまだ良かったのですが、
何故か部屋にたくさんの蚊が居ました。この蚊に宿泊中苦しめられました。
蚊は叩いても叩いてもいつも部屋に居ます。どこかに蚊の進入路があるようです。
ロストバゲージが無ければ荷物の中に蚊取りスプレーがあったのにと、
恨めしく思いながら毎晩寝る前に蚊を追い回していました。
今思えば部屋を変えてもらえばよかった。
 
さてピラミッドツアーです。
ガイドと一緒にタクシーに乗ってあちこちを回ります。
 
まずはギザのピラミッドを見学しに行きました。
途中、何故か車から降ろされ、連れていかれたのは馬やラクダが居る厩舎。
どうやらラクダに乗ってピラミッド周辺を見学できるオプションツアーを勧められているようです。
その額何と100ドル、高すぎます。当然断りました。
実際歩いた感想としては園内を移動するのには徒歩でも十分だと思いました。
ただ、三つのピラミッドが並んで見えるエリアは未舗装、砂漠で距離もそこそこある
ラクダか馬に乗った方が良いと思います。
 
ピラミッドを見学するにはプレハブ小屋のような小さな建物でチケットを買い、
園内に入ります。チケットは120エジプトポンド(約800円)でした。
 
園内に入ると正面にスフィンクス、そして遠くに三つのピラミッドが見えました。
まず最初に手前のスフィンクスを見に行きます、が園内は全体的に道が分かりにくい。
最短ルートで行こうとすると、野外レストランのようなところに入ってしまいますが、
ここからだと段差やら柵が設けられ通れません。
まぁ跨いだり飛び越えて行けなくは無いのですが、トラブルに巻き込まれるのを避けて
遠回りし、ようやくスフィンクス近くまで行くことが出来ました。
 

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私の乏しい記憶では、スフィンクスは元々ここにあった岩を削って今の形を作ったという事と、
スフィンクスの鼻はナポレオンの軍隊だか何かによって壊されたとかいう話を見聞きした記憶があるぐらい。
 
さて、スフィンクスからピラミッド近くまで最短ルートを歩くには砂地を歩かなければなりませんでした。
ここでも馬やラクダの客引きが待ち構えており、乗れ乗れと声をかけてきます。
これらを無視し、私は遠回りの舗装ルートを歩きます。
そうそう、彼らはラクダの写真を撮れ撮れと勧めてきますが、
後でお金を請求されるそうで、私は撮りませんでした。
 
舗装道路を歩いていくと、まずクフ王のピラミッドの近くに出ます。
近くで見ると大きさに圧倒されます。これだけのものを人力で作ったとは想像を絶します。
 

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ピラミッドの周りをぐるっと反時計回りに歩くと、多くのバスが見えてきました。
普通のツアーではこのバスに乗ってピラミッドに来るのでしょう。
そしてピラミッドの入り口も見えてきました。
 

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私も中に入ろうと近づいてみると、入口は人ごみで溢れていました。
しかも入場料を別途払う必要があるらしく、確か300エジプトポンド(1900円)ほど。
ガイドとの待ち合わせ時間まで、それほど余裕も無かったため中に入るのは辞めておきます。
 
カフラー王のピラミッドも見てみます。
こちらは頂上付近のカバーストーンが残っています。
当時の姿のままを見てみたいものです。
 

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ツアーの次の行先は、絵が描かれたパピルスを売るお店と、香水を売るお店。
パピルスのお店では作成の様子を実演までしてくれましたが、
委縮した気分ではあまり買う気にはなりませんでした。
 
その次はジェゼル王のピラミッド、車で40分ほどかかります。
 
ここも入場料が必要で、確か1250エジプトポンド、800円ちょっと。
このピラミッドは三角形ではなく、階段状になっています。
私が興味深いと感じたのはピラミッド本体よりも周りの朽ち果てた遺跡や、
周りの砂漠の風景でした。
 

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次はMit Rahina Museum、入場料は65エジプトポンド、400円ぐらい。
博物館とは言うものの展示物は野外にあり、ラムセス二世の像や棺等が展示されています。
 

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ピラミッドツアーはここで終わりです。
次は私が個人で回った場所。エジプト考古学博物館です。
エジプトの観光地は警備が厳しく、いたるところに検問があるのですが、
エジプト考古学博物館は特に厳しく、博物館の中に入るまで3か所も検問を通る必要がありました。
 

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展示物は石像や棺、装飾品やミイラなど。
入場料は確か120エジプトポンド、800円。
しかし、ツタンカーメンのマスクやミイラを見たい場合には別料金が掛かります。
 
カイロの街中も徘徊しました。途中、味のある通りを通ったので写真をパチリ。
 

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エジプト内ではレストランのようなお店がどこにあるのか良く分からず、
宿の近くにあったファーストフード店がメインの食事処になりました。
何種類か食べましたが、ドネルケバブが美味しかったです。
これがひとつ100円ちょっとで食べられるのですから。 
 

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そうそう、ロストバゲージについてですが、無事荷物は見つかりました。
しかし荷物が見つかるかどうかはっきりする前に、次の予定を決めなければならなかった為、安全策を取って日本に帰ることにしました。
 
既にイスラエル行きやトルコ行きの航空券、そしてホテルの予約まで済ませていたため、
かなりの痛手です。余り予定は詰め込むなという教訓でしょうか。
 
今回はこの辺で。ではでは~
 

2017年 世界一周旅行 in エジプト その1 ハプニング編

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
ネパールの次はエジプトのカイロに移動しました。
この時色々とハプニングがあり、その時の様子をお伝えしたいと思います。
今回の話の半分以上は愚痴になってしまいますが。
 
ネパールからエジプトへの移動ルートは以下の通りです。
ポカラ(ネパール)→カトマンズ(ネパール)
→マスカット(オマーン)→ジェッダ(サウジアラビア)→カイロ(エジプト)
検めて書き出してみるとなんと乗り換えの多い事か。
skyscannerで調べて安いルートを選んだところ、このルートになりました。
 
オマーンサウジアラビアへの入国の際は入国ビザが必要ですが、
これらビザを私は持っておらず、最初から嫌な予感はしていました。
そもそも中東の国々は観光ビザは認めていない国が多いのです。
まあ飛行機の乗り換えするだけだから問題ないだろう、というか乗り換えできないルートが
アプリで出るはずがないと自分を納得させます。
まず最初にポカラの空港からカトマンズに向かいます。
私が座れた席は機体の左側、窓側の席です。
ポカラからカトマンズへは西から東に移動し、そしてヒマラヤ山脈は北側にあります。
つまり窓からヒマラヤの山並みを見ることが出来る絶好の位置だという事です。
 

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私の座席の横壁は緊急出口になっており、取っ手などがありました。
キャビンアテンダントが私の席に来た時に、何やらエマージェンシーがどうこうと言ってきます。
何を言われているか良く分かりませんでしたが、
"Don't touch"と言われて、ようはドアを触るなと言っている事が
やっと理解できたのですが、後ろの座席からプッと笑われてしまいました。
英語圏の国では英語が出来ない人は笑われるという話を聞いたことはありましたが、
まさかのネパールで笑われてしまいました。
 
さて最初のハプニングです。
マスカット行きのチケットを受け取るべく、カトマンズ航空会社のカウンターに向かいます。
周りの人々の顔を見ると肌の色が浅黒い中東系の人が多いように感じます。
ほどなくして私の番が回ってきました。
いつものようにパスポートとスマホの予約した画面を見せます。
すると何故だか厳しいチェックを受けます。
「どこに行くの?」
「エジプトまで」
「何しに?」
「観光です」
「ビザは持ってるの?」
「持っていません。現地でアライバルビザを取ります」
日本人は現地でアライバルビザを取得できることは事前に確認済みです。
しかしこの辺りから係の人の表情が固くなってきます。
私のパスポートの写真を撮ってよいか聞かれ、そしてスタッフ数人が集まって
何やら相談している様子です。パソコンで何やら調べています。
私は列から外され待たされます。他の客は早々に手続きを終えカウンターを去っています。
 
男性のスタッフなどはあちこちに電話して何か確認しているようです
追加で質問をされます。
「なんで直接エジプトに行かないの?」
乗り換えの多さが怪しまれたのか、何かの偽装工作とでも思われたのでしょうか。
「skyscannerで見つけたルートだからです」
「ネパールにはどうやってきたの?」
スマホのEチケットを見せながら
ベトナムから来ました」
こんなやり取りを繰り返し、チケットが貰えないのではないかと不安になったころ、
30分後にようやく航空券のチケットを渡してくれました。
 
次はマスカット国際空港です。ここでは特に問題はありませんでした。
マスカットからジェッダ(サウジアラビア)までの航空券は既に受け取っていたので、
飛行機を降りたらTransferと書かれた案内に従い移動します。
その先の受付で、マスカット(オマーン)→ジェッダ(サウジアラビア)行きの
航空券を見せ、搭乗口へ移動します。
 
問題は次のジェッダ(サウジアラビア)→カイロ(エジプト)でした。
ここから異なる航空会社に乗り換える必要があった為、空港到着後に航空会社のカウンターに行き、
航空券を貰わなければなりません。
航空会社のカウンターは出入国エリアの外にありますから、一旦出国手続きを済ませた後に
受け取る必要があると思われます。
しかし入国ビザが必要な国でビザを持っていない状態で乗り換えする場合、どういう流れで
手続きを済ませればよいのか私は知りません。
 
とりあえず事前のネット情報から得た情報では、乗り換えの際は
「Transfer」か「Passport Control」と書かれたところに行くと書かれています。
空港の案内を見ると「Passport Control」という案内があったため、
この案内に従い行列に並びます。30分ほど経ちようやく私の番が回ってきました。
「ビザは持ってる?」
「持ってないです。飛行機乗り換えるだけだから」
すると受付はここじゃないと言われ追い払われました。
この後空港内をうろつき、ようやく受付を見つけました。
壁に「Transfer Passengers」と書かれています。
飛行機から降りて、空港の建物に入ってすぐの場所にありました。
ここの係の人たちにEチケットとパスポートを見せ、乗り換えたい旨を
(身振り手振りで)伝えたところ、何やら用紙に記入するように言われ、
パスポート番号やジェッダに来た時の航空番号などを記入します。
そしてパスポートとジェッダ行きの航空券を持って、係の人はどこかに行きました。
待つこと15分、係の人が戻って来て、航空券を手渡してくれました。
どうやらこの人は私の代りに、荷物の引き取りと航空会社のチェックイン手続きをしに
行ってくれたようです。ありがたい事です。
ただし自分の鞄を見ていないので少し不安を覚えましたが、旅行券に荷物の受付シールは張ってあります。
航空券を持って関係者用の出入り口を通り、ようやく搭乗口に移動することが出来ました。
これでカイロに行けます。
 
そして最後のハプニングはカイロに到着したときです。
空港内に入ってすぐのところに両替所があり、ここでエジプトビザは買えます。
ビザとは言いますが、お金を払うだけで買えるただの入場券です。
ビザ代は25ドルとの事。
 
現金は最低限しかもたないようにしていたので、空港内にあるATMでエジプトポンドを入手しました。
それを持ってビザを買おうとすると、なんとドルじゃないとダメだと言われます。
エジプトポンドは持っているのにこれでは買えないと言います。
「何故エジプトポンドじゃダメなの?」「そういうシステムだから」
焦りました。このままでは空港内に閉じ込められてしまいます。
 
空港内を歩き回り、色々な人に相談をしましたが解決策は見つかりません。
ふとカンボジアで使ったドルの残りがあったことを思い出し、
荷物を漁ると見つかりました。その額37ドル。本当にぎりぎりです。
そのお金で何とかビザを入手する事が出来ました。
どうやらカード派の人でも、USドルはいざというときに持っていた方が良いと身に沁みました。
それにしてもエジプトポンドではビザが買えないとはどういう事でしょうか。
おそらく外貨で支払わないと両替手数料で設けられないという理由でしょう。
少しむかつきます。
 
ハプニングはこれで終わりませんでした。
悪戦苦闘の末、何とか入国手続きを済ませ、旅行カバンを取りに行くと何と見当たりません。
ロストバゲージというやつです。
係の人に荷物がない旨を伝えると、アラビア文字で良く分からない、
おそらく遺失物届と思われる用紙を渡され、
用紙に書かれた電話番号に4日後に連絡するよう言われます。
私の連絡先を書けば、連絡をしてくれると言われましたが、
エジプトについたばかりで電話番号を持っていません。
空港内のsimカードのお店に行き、買おうとしたところ何故か売ってないとの事。
これでこちらから連絡するしかなくなりました。
 
これで着替えもない状態で不安を抱えたままエジプト訪問は始まりました。
 
今回はこのへんで。ではでは~
 

2017年 世界一周旅行 in ネパール その2 ポカラ

ご覧いただきありがとうございます。ヒロです。
 
カトマンズからポカラに移動しました。
ポカラはフェワ湖の横に広がる町で、町からでもヒマラヤ山脈見ることが出来ます。
ネパール国内線の飛行機はよく欠航、遅延するという噂だったので、
バスで移動です。もちろん値段の安さも一因です。
カトマンズからポカラまでは800ネパールルピー、900円程度。
朝7時に出発です。バスでは8時間ほどかかります。
12月のこの時期、6時台はまだ外は暗く出発時間の7時ごろになってようやく
日が昇ってきました。
 
バスでの移動は結構ハードでした。
バスの設備自体はまあまあ、少し狭いですがリクライニングシートになっています。
問題は道路の方で、かなりの区間が未舗装状態です。
ゆっさゆさと揺れますし、道も細いです。砂埃が舞い上がります。
前方から大きなバスやトラックが来るたび、道を譲り合います。なかなか進みません。
 
市街地から抜けると山間部の道となります。
近くの木々を見ると、気の毒になるほどどっさりと白い砂を被っています。
見ると遠くの山の木々も白くなっています。
 
途中休憩を2度ほど挟み、2時ごろになるとひと際とんがった形の山が見えてきました。
マチャプチャレ峰というようです。山の大きさに圧倒されます。
 
ポカラのバスターミナルに到着したのは午後3時過ぎ、ターミナルでは多くのタクシーが
待ち構えていました。タクシードライバーにホテルを伝え、値段を聞くと
300ネパールルピー、350円ほど。まあこんなものでしょう。
 
ポカラで泊ったのはHotel virgin pokhara、一泊11ドル、1200円ほど。
個室の宿ではかなり安い。
建物は新しく設備はまあまあ、しかし到着初日はホットシャワーが出ませんでした。
ネパールのホテルでは太陽熱で温める方式が主流らしく、温水を使い切った場合は
ぬるいお湯しか出ない場合があります。この日はシャワーを浴びることは諦めました。
私の部屋ではベッドの掛布団が毛布しかありませんでした。
ただ、ダブルベッドだった為、毛布は大型、そこで毛布を折り畳み2重にすることで
夜の寒さをしのぎました。
色々書きましたが、ホテルのスタッフの対応はとてもよく、
ホットシャワーが出ないと伝えると、理由を説明され、お湯が入った金タライを
わざわざ部屋まで運んでくれました。
また、到着初日などは、ナバラさんがお腹が空いていないか?と尋ねてきて
夜食を持ってきてくれました。
その後、何度も昼食や夕食などもご馳走してくれました。
 
ここのマネージャーであるナバラさんに勧められ、1日市内観光と
パラグライディングをやってみることにしました。
 
まずはサランコット山からのヒマラヤ山脈の展望を見に行きます。
朝6時ごろに車に乗り出発、現地には30分ほどで到着しました。
展望台に上ると、ちょうど日の出が始まる前でした。
既に多くの観光客が集まっています。
雪で白く光っているヒマラヤ山脈の山々が朝焼けを受け、段々と赤く染まっていきました。
今回のネパール旅行ではヒマラヤ山脈を見ることが目的でしたから、
大満足です。
 

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その後様々な場所を案内してもらいました。
近くの寺院や、Seti River Gorgeという川、町と集落をつなぐ長いつり橋、
絨毯を作っている場所、絨毯は一枚一枚手織りでした。
 

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Devil's fallと呼ばれる滝、なんでもデビルさんという人が滝に落ちて死んだことから
この名前が付いたとか。落ちるという意味と滝を掛けたダジャレでしょうか。
 

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次の日はパラグライディングに挑戦、暖かい午後が良いとの事で
昼過ぎに出発。
ツアーの車に乗り込みました。この時の他のツアー客はアメリカ人やイタリア人。
やっぱり欧米人は陽気な人が多い印象です。
喉の調子が悪かった私はマスクを厳重にし、黙りこくっていたので暗いやつと
思われていたことでしょう。
サランコット山の展望台の横に到着、多くのパラグライディングの人たちが
集まっていました。
上空を飛び回るパラグライディングの帆を眺め、ぼけっと突っ立っていると
「ジャパン、ジャパン」と声が掛かりました。
この人が一緒に飛んでくれる人のようです。
フライト直前になって、自分が高いところ得意じゃないことに気付きましたが
後の祭り、覚悟を決めて飛び立ちました。
 

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上空からの眺めは最高でした。ヒマラヤの山々が近く感じます。
自由に空を飛び回るってこんな感じなんでしょうか。
ガイドは風をうまく捕まえ、上昇したり旋回を行います。
しかしこれは結構怖い、落ちたら死ぬだろこれという思いが頭をかすめます。
ガイドが「スマイル、スマイル」と言いながら自撮り棒のカメラを向けてきますが、
ひきつった笑いしか出てきません。
20分か30分ほどの飛行は終了し、湖畔の着陸場に無事着地しました。
着陸すると膝が笑って足に力が入りません。
おまけにワイヤーを必死につかんでいたらしく、腕が結構痛い。
着陸後はぐったりとしてしまい、こうして私の初パラグライディングは終わりました。
 
今回はこの辺で。ではでは。